~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

苦悩すること

2012-09-08 19:58:22 | 日記
どうにもならない運命に苛立つ姿は、それは苦悩する姿なんだと

思いました。

私達は、出来れば苦悩せず生きたいと思っています。

苦悩は、マイナスそのものに思えるからです。

でも、初女先生は

 「苦しいと思うほど、とことん苦しみます。

  もうこれ以上できない、もう限界、というところの

  どん底まで落ちるのです。」と、言われ

そして、落ちるところまで落ちてしまうと、這い上がらなければ

生きられないので、這い上がる努力をします。

それが上に活きるという意味で「上活」といい、そこまでいかないと

苦しみから抜けきれないのです。と 言われています。

フランクルも、生きることに意味があるなら、苦悩することにも

意味があるはずだと言っています。

そして、「悩んで悩んで悩みぬき、底まで落ちきった時こそ、

不思議に自然と道が開けることがある

苦悩の先にこそ光がある」と語っています。

初女先生もフランクルも言葉は違っても、同じことを

言っているのは、やはり真理だからでしょう。

そして、重要なのは「どのように悩むか」で

「誰のために」「何かのため」の苦悩が、本来的な苦悩

だそうです。

私は、自分の人生に深い苦悩があったことに感謝しなければ

この苦悩も息子が与えてくれた、天からの贈り物

だったのだろうかと、今になって思えるのです。

コメント
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