~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

時間の謎

2011-09-19 18:25:31 | 日記
やっとパソコン君が返ってきました。

どうも、超デリケートなパソコンのようで、心して扱わなければ…

 実は、ブログを書かなかった間にずーっと持っていた時間の謎が

解けたのです。

初女先生との一泊二日の講演会の時間は、とってもゆっくり過ぎて

いったのに、講演会の終わってからの時間が経つのが早かったこと…

でも、これは私だけが感じている事ではなく、参加したほとんど全員

の方が、感じている事のようです。

同じことがイスキアでの時間にも言えるのです。

これってなんだろう?とずっと思ってました。

その答えを、晴佐久神父様の著書の中でみつけました。

「時間の感じ方は、時計で刻むようなものではなく、その時間内に

脳が何回強い印象を受けたかという回数による。

脳が驚きや感動を感じると、それは脳の中の海馬という器官の

フィルターを通過し、脳の深みに達し、意味のある記号となって

「カウント」される、脳はそのカウント量で時間を感じるので、

カウント量の多いほど時間は長く感じられ、カウント量が少ないと

時間が早く過ぎてしまう。」と書いてありました。

子供の頃は、感動や驚きが一杯あるから、一日が長く感じられ

のです。

歳を取るとともに、時間がたつのが早く感じられるのは、

感動や驚きが少なくなってきたからなのでしょう…

初女先生と過す時間は、満たされているから、深い感動に

包まれているから、ゆっくり過ぎていくのですね。

こうやって見てみると、一日が一カ月が、一年が

あっという間に過ぎて行く私は、なんと感動のない時間を

過しているのでしょうか…

今朝、テレビで93歳の画家の堀文子さんの番組がありました。

堀さんは「息の絶えるまで感動していたい」と言われて

いました。

初女先生は、「今日と明日と同じ日というのは嫌い。

どんな些細なことでもいいから、今日と明日は違わないとダメ。

だから今の年齢でできることを精一杯やるのです。

精一杯生きていれば、必ず気づきはあるものです。

どんな些細な気づきでも、気づいたことを体験にまで高めようと、

努めていれば長い年月の間に、それが必ず大きな積み重ねに

なるのです。」と言われています。

気づきは感動でもあります。

初女先生と過す時間が、ゆっくりゆっくり過ぎていく

その謎がやっと解けました。

幼い頃、一日はたっぷりあり、時間がゆったりと流れて

いました。

私は、あの頃の時間をすっかり忘れて大人になってしまい

ました。

気づき、感動し、驚き、あの頃の時間を取りも出したいな…

コメント
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