~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

講演会の巻その5

2011-09-04 21:06:12 | 日記
何度思い返しても、笑みがこぼれてしまうのは、大地がハーメルンの

笛吹き男のように、皆を引き連れて海に行ったことです。

星を見て感動するなんて、すごい感性ですね。と何人もの方に

言われましたが、それには訳があるのです。

息子が亡くなってそんなに経たない頃、私は星を見るとあの子に

会ったような気持ちになるので、小3だった大地を誘って夜になると

星を見に行って、「お兄ちゃんだよ」と言ってました。

自分一人で行くには、悲し過ぎていつも付いて来てもらって

いました。

そのうち親子で星を見るのが好きになり、望遠鏡を買って

夏の流星の来る時は、真っ暗な畑へ行って寝ころんで星を

見ていました。

だから、三浦の夜空の満天の星を見た時、彼は興奮し感動し

どうしても、見せたいと思ったようです。

波の音を聴きながら星を見ていたら、私たちは大いなるものに

守られているのだ…

必要なものは必要な時にちゃんと与えられるのだ…

出会いもまた…

と思えました。

その夜、私は大満足で寝たのですが、おむすび講習会のお米

担当のkさんは眠れぬ朝を迎えていました。

おむすびの肝心要は、実はご飯なのです。

お釜の真ん中が盛り上がったごはんが炊けるかに、かかって

いるところがあるのです。

2升5合を2釜と、5合を1釜

全部真ん中が盛り上がるかどうかが、勝負なんです。

ドキドキしながらお釜をあけると、見事に盛り上がって

いました。

お米は美人のお米という、魚沼産コシヒカリ

この美人のお米は、美味しいけれど炊くのが実に難しいと

いいます。

ご飯がバッチリ炊けてさあ、いよいよ講習会の始まりと思い

ふと、前を見ると、もうかぶり付きどころではないくらいの

至近距離にみんなが迫っているのです。

参加した方々の思いが、ビンビンに伝わって来るようでした。

そういえば朝、「明日がおむすびだと思った眠れなかった」と

言ってる人が何人もいました。

それ程熱い思いで参加されているのかと、こちらが驚きました。

先生が「10年くらい前は、なんでおむすびなんか習うんだ」

って言われたんだよと、言ってました。

今やおむすびがソウルフードであることが、多くの人が

分かってきたのです。

震災の時、じぶんを見失いそうになった時おむすびを結び

心の平安を保った人が、たくさんいました。

さあ、待ちに待った、おむすび講習会の始まり始まり…




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