ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

母親アレルギー

2003年09月30日 00時49分00秒 | 日記
この前から、おねいちゃんはまた、一人暮らしのことを考えていたようです。
今の職場での研修会みたいな会合のとき、自分の状態を話して、みんなから、そりゃあ、一人暮らしをしたほうがいいよ、なんて言われたみたいなの。
で、きょう、一人で周旋やさんに行って、今の職場に近いところで、ワンルームマンションを契約してきたんですって!
おかあさんも、おねいちゃんがおうちから出て行くと、少し気分が楽になるかな、なんて考えていたんだ。
でも、心配なのです。もっと過食がひどくならないかと。
晩御飯のあと、”ねぇ、一人で生活して、なにがいいことあるの?”とおねいちゃんに訊ねました。
おねいちゃんは”家にいたら、ああや、こうや、ってうるさいもん。何にも言われないで暮らしたいねん”
えっ?そんなんしたら、もっと食べ過ぎて、ひどくなっちゃう!と真正面に受け取ったおかあさんは、”なんか、こうしよう、って目的ないと、どこに住んでも同じやない!”と言ってしまったのです。
おねいちゃんは、おねいちゃんなりに心の中では考えていたのでしょうが、おかあさんはすぐ口に出して言ってしまうのです。
だって、おかあさんの手の届かないところに行ってしまって、どんどん悪くなったら、と心配なのです。
おねいちゃんは頭にきて、”だから、いやなんよー。○○がこうしようと決めたことを、おかあさんはみんな、自分の思いどおりにしようとするねん!”と。”もう、いい!あした、おかあさん、周旋やさんに行って、自分で取り消ししてきたらいいわー”とわめきだしました。
かーっとなったら、もう、何を言っても聞く耳を持ちません。
でも、やっぱり、おかあさんがおせっかいすぎるんだよ。娘を信じてやっていないんだよ。

看護学校を続けられなくて落ち込み、アルバイト先でも人とうまくいかず、あれていたとき、ペットショップのガラスケースのはしっこで丸くなってひとり寝ていたぼくを、連れて帰ってくれたんだ。
おかあさんは、前にいたももすけがとってもいい子だったし、おねいちゃんにも、きっといいだろうと思ったんだ。
あのとき、ぼくはこわかったんだよ。暴れてるおねいちゃんにぶるぶる震えたよ。ぼくが臆病な性格なのは、少しはそのせいもあるかもしれない。
ぼくがこの家にきた秋におねいちゃんは、ここの駅前のアパートで一人暮らしをはじめたのだった。そのときから過食がひどくなったの。
でも、おねいちゃんは今度こそ、と思っていたに違いないのだけど、おかあさんは、おねいちゃんの決意を聞きたくて、つい、よけいなことになってしまったの。
それまでは、とっても楽しそうに話していたんだよ。
3つほど、まわって、そこに決めた訳は、新築だったことと日当たりがよかったこと、それから、パソコンの接続ができるから、だって。
”yahooにしたら、今、紹介キャンペーンやってたよ”とおかあさん。
”親子じゃ、無理じゃない?”とおねいちゃん。
それが、おかあさんの一言で、こんな風になってしまうの。。。

母親アレルギーなんだな、やっぱり。。。

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