ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

いのち

2011年11月26日 12時23分00秒 | 日記
いいお天気になりました。

来月の兼題に「冬晴」があるのですが、ちょっと感じが違うように思います。

一昨日は寒い風がびゅうびゅう吹いていて、晴れていました。
お誘いを受けていたのに紅葉狩りに行けなかったぼくのおかあさんは、今頃、みんなは美味しい食事をしてお話に夢中になってるだろう、と思いながら、「冬晴」の1日を楽しんでいる友人たちを想像していました。

今日は「小春日」かな。
家の中では相変わらずぼくはリンちゃんに追っかけまわされて閉口していますが、お庭に出ると最初は追っかけまわしていたリンちゃんもそのうちおとなしく日向ぼっこ。

先日はこんな光景もありました。

photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド

なんだか静かになったので、心配になったおかあさんがカーテンをあけると、、、

photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド

仲良きことはいいことです。
リンちゃんのおかげで長時間、家をあけることができない(人間が誰もいないとき、ぼくは自由にしていますが、リンちゃんはケージに入れられています)おかあさんですが、リンちゃんのお母さんを思うと、そんなこと言っていられない、と思います。

例によって、新聞の広告に載っていた「死にたい老人」というタイトルにひかれて、木谷恭介という作家の本を読みました。

劇団員やルポライターなどをやっていて、55歳から作家活動に専念、とあります。

>ぼくの希望は”断食開始から死の直前まで、できるかぎり克明に書きのこすことです。

>生きる必要がなくなった83歳のぼくの、世の中にたいするせめてものお返しになるのではないか。

断食を3度、試行しています。しかし、結果的には「死がこわいもの」と自覚は無くても本能的に感じているのでした。

友人の「人間は理性的に自殺することはできない。自殺するひとはうつ病で思いつめたあげく、実行するのだ」と言ったことに最後は思い当たるのです。

司馬遼太郎の「人間は寿命に従順であるべきだ」という言葉が何度も出てきました。

おりしも、釈迢空「死者の書」をぱらぱら読んでいた時でした。

死んだら人間はどうなるのか、との弟子の質問にお釈迦様は答えなかったそうでもあります。


そして、テレビではあの大震災、命からがら逃げおおせたのに、その後、何十人もの人が自殺していることを報じていました。

「全うする」という言葉がふと、うかんできました。

リンちゃんのお母さん、もうそろそろ退院かなぁ。
早くお迎えにきてほしいよ*(ラブリー)*




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