ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

文明

2003年09月23日 14時33分00秒 | 日記
なにもかもかなぐり捨てて自然の懐に飛び込みたい、とはよく思う。
それは文明人を自負する人間のおごりかもしれない。
電気もない、水道もない、ましてテレビやパソコンなんかない。
2,3日前、お風呂に浸かってなんとなくテレビを見てたら、南米かオーストラリアかの原住民の話だった。
白人文明にまださらされていない部族(まったく衣類をまとっていない)で十数名しかいないそうだ。それが、仲違いをして三つに分かれて住みだした。
十何人かでも種の保存はむずかしいのに、分かれてしまうとその部族の滅ぶのは目に見えている。なんとかしなければ、と白人の学者さん(かな?)が河をボートで行ったり来たりして、仲間たちを元どおりに交流させようと努力しているシーンだった。
そのほかの原住民たちはもうすでに白人の文化に浴している。
彼らが、本当にしあわせになったか、どうか。
文明というのは便利になることかな。
地球に住む人間が全部おなじようになることが、いいことなんだろうか。

そのなかでの印象的なシーン。
仲違いした男たちは、会っても目をなかなか合わさないで話もしない。
だが、女たちはすぐにうちとけて、家の外で大きな声で話して笑い声をあげていた。

ぼくの大好きな”大さん'S掲示板”より引用させてもらいます。
『欧米文化は征服し、或いは克服し、科学し、持つことを善としますが、日本的にはむしろ持たず、同化し自然と一体になれた時を至福とする価値観に支えられてきたのではないでしょうか』

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