ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

潔いといふこと

2006年04月03日 10時31分00秒 | 日記
『戦犯学徒兵 死刑待つ獄中日記』という朝刊の見出しが、ぼくの目にとまりました。

太平洋戦争中、沖縄石垣島で捕虜となった米兵を殺害したとして死刑になった元学徒兵の獄中日記が、彼に思いを寄せていた女性に遺族から譲り渡されたとある。

戦争のことも、戦後どのように戦犯が扱われたかも知らないぼくにとって『巣鴨プリズン』とは、何かものめずらしい、新鮮なひびきすら感じるが。。

上官の命令で、その米兵のひとりの首を日本刀ではねた。

戦争では何人の人をも殺す。罪の無い一般市民まで残虐に殺す。

『小生のことを心配してくれることをしみじみ思ふにつけて人情という美しい匂ひが数千里離れたこの巣鴨の一角の住人にまで来たりて感激の涙を催せしめるのである』

事件への思いや命令した上官へのうらみは書かれていないそうだ。
『たとへ戦争に勝ったとしても人的物的資源の損失は莫大・・・・・戦勝国においてすら表面に現れないところの悲劇はいかほど多いことか』


辞世の歌『ひとすぢに世界平和を祈りつつ円寂の地へいましゆくなり』




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