ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

薫風

2006年04月24日 11時06分00秒 | 日記
風薫ると言ったってぼくのおかあさんはただいま花粉症状に突入しているので、ガラス戸越しに薫る匂いをかいでいます。

花がすっかりなくなったミモザの茂みの向こうになにやら赤いものが・・・

今ごろ、その位置に赤い花が咲く覚えがありません*(はてな)*

モミジでした、狭いぼくんちの庭なのに今まで気がつかないでいました。
PCの位置を変えてから窓の世界が変わり、初めての春です*(庭)*

いつかテレビで個人の家を設計する建築士の話をやっていました。

依頼者は実際はどんな家がいいのかわからない。
だから、希望はあえて訊かないで、その生活様式や趣味、ものの考え方など雑談していくうちに察知していくのだそう。

依頼者の土地を見に行った。まだ小さい1本のイチョウの木が敷地に残されていた。

設計士は考える。どの部屋の窓からでもこの木が見え、家族のシンボル、やがては歴史となるように、と。

そのアイデア素敵だな、だけどイチョウは葉っぱがかたくて落ち葉がタイヘンだと内心思って見ていました。

ぼくんちは20年ほど前に壊してもおかしくはないような古家付き宅地を購入。古家、いっこう平気なおかあさんは気に入って住んでいたのですが、手入れをする段になって家の土台が手抜きということが判明*(汗)*

急遽、建替えになったのでした。手抜きの家も大手メーカーだったのですが、別のプレハブメーカーにほぼ決まりかけていたところに、木造建築のメーカーがとびっきりの建築士を連れてやってきたのです。

目の前でさっさーと絵を描いて夢を具現してくれます*(ハート)*

木造はどんな風にでも出来ますよ、なんて~
この人だったらいいな、と、単純なぼくのおかあさんはそれで決まりでした。

が、実際の設計はもっと下っ端のような若いお兄さんでした。
が事情があって急いでいたので、それに木造最大手、なんて安心して建ててしまったことに、後々まで吹っ切れないものが残ってしまっています*(涙)*

もちろん、新しい家はそれなりに便利で快適*(音符)*欲を言ったらきりがありませんが、その設計士さんの件ではどうもS林業は詐欺のような気がしました*(びっくり1)*

マスクをして庭の草引きしなくちゃ、明日の録音の練習しなくちゃ、おかあさんはガラス戸の中から、おそろしく明るくなってきた外の日の光を見つめています*(クローバー)*




最新の画像もっと見る

コメントを投稿