仏さま、大好きです。
中学生くらいのころから、なにか一人で解決できないようなことがあれば、近くの薬師寺まで自転車で走って、今はもう塔が建っているけれど、西塔の礎石に腰かけて東塔を眺めるのが習慣でした。雨が降った後はそのくぼみの水たまりに東塔のあの”凍れるさきっぽ”が映っていたのです!
東塔は今、平成の大修理とかで大きな建屋の中にあります。工事のはじめの頃にたまたま行って、あの三重の塔を移動するのだ、というところを見ることが出来たのはラッキーでした。あと何年かかるのでしょう。
少し経ってカメラを持つようになって、仏さまの写真を撮りたいと思いました。でも、仏さまは拝むもの、写真を撮るなんて、とか、フラッシュは保存状態を悪くするとか、仏さまの撮影を一般に許してくれるお寺はめったにありません。
5、6年以上も前でしたか、新薬師寺でお月見のイベントがあって(たしか尺八とヴァイオリン?のジャズコラボ)その時は堂内の撮影してよいということで、うれしい経験をしたことありました。なにしろ、新薬師寺の十二神像は一つを除いてすべて国宝です。それが撮影OKでした。もう、うれしくてうれしくて、なのに、その画像、今はどこにあるのでしょう、きっとパソコンの中にはあるのだと、、、?
最近、新薬師寺に行った時、ちょっとたずねてみたら、住職さんが変わられてそのようなイベントはしなくなった、ということで残念です。
そういえば、東大寺でも大仏殿は撮影OKだったかもしれません?
ところが、先日お参りした飛鳥寺、国重要文化財の飛鳥大仏、写真OKだったのです!
なぜか・・・「この仏さまは二度も大火に遭っておられるのに、こうして堂々といらっしゃるのですから、そんなカメラのフラッシュくらいでダメになったりはしません!」とご住職。
もちろん、畏れ多いという気持ちを忘れず、お祈りしてから撮らせていただきました。自分が撮った仏さま、とってもうれしいです。みなさん、見て、見て、と言わずにおれません(苦笑)
この仏さまは少し右側を向いておられます。 だから、こちらからだと、少し左によって下から見上げると仏さまと目があいます。
聖徳太子16歳・これは後世のものでしょうか、肩書きはついていません。でも、きれいです。
恩田陸「まひるの月を追いかけて」 最後のシーンに飛鳥寺が出てきたような記憶がありますが、内容はとんと覚えていません。こういうとき、手許に本があるといいのですが、この本は図書館で借りました。だから読んでしまえたのです。買っていたら、まだ、読んでいなかったかもしれません。う~む、むずかしいところ。