初ってどんなときでも、やはりどきどきします。
今年初の日記です、どうぞよろしく。が、多分、また、しばらく来れないと思います。
ぼくのおかあさんは来週、白内障の手術をしてもらうことになりました。この手術は日帰りでも出来る簡単なもののようですが他にもよくないところがあって念のために入院します。(携帯電話じゃなく、スマホにしとけばよかった、、iPadほしいな、、)
やはり今年もスキー場でお正月を迎えましたが、刻一刻、おかあさんにもぼくにも老化の兆しが顕著になってきました。
それでもぼくは同じ宿のお客の若い女の子(1才のミニチュアダックス)とお友だちになり、彼女と出会った後、お部屋に帰ると食欲もりもりとなるのでした。
ペンションに着いた翌日は雨・・・ほんとは滑らなくてもゲレンデまでみんなと一緒に行って雪の中の喫茶店などで本なんか読むの
おしゃれだと思うのですが、おかあさんはリフト代がもったいないし、お部屋にいるといつでも温泉に入れるし、本を読むのだってごろんと寝転べるし、と実利をとりました。このお部屋にはベッドが2つあって去年、ぼくはベッドからベッドへ飛びうつって遊んでいましたが、今年は自力でベッドに上ろうとも思いませんでした。
そして翌日は、前夜から冷えてきたゲレンデもしまり、粉雪が舞っていました。ようし、と一年ぶりのおかあさんは、やおら滑りだしたのでしたが頭の中のイメージと身体が合致しないのでした。
去年まではこんなではなかった・・・
そして急斜面ではころんでしまいました。ころぶのはいいのです、でも、立ち上がれない・・・
滑っているとき、2,3度ころびましたが、何にもない平坦なところで立っているときにも2、3度ころびました。そしてなかなか立ち上がれないのでした。。
なんてブザマな。。
このごろは若い人はスキーしなくてスキー人口はどんどん高齢化していますが、みなさんそれなりに不断のトレーニングをしているようです。ペンションの夕食、隣の席でお話ししていて意気投合した方は(多分同じくらいの年齢)スキーのトレーニングにと始めた自転車で、今はそれに凝っている、とか。
そうなんだな、と思ってはいてもおかあさんが次にスキーするころにはきっと忘れていると思います。そして、ああ、だんだん年をとってきたんだわと、また、思うことでしょう。
♪いつかは だれでも この星にさよならを するときが くるけれど 命は継がれていく~♪
ちょっと、聞きかじり(読みかじりかな)ですが柳田國男は霊魂はその家や田畑に還っていると言い、折口信夫は村や山に還っていると主張したそうです。
おかあさんは死んだらおしまい、人類が発生してから、ずっとその霊魂がうようよしてたらややこしくって仕方ないじゃない、なんて思っていましたが、真っ赤な太陽に向かって、生きている人間が霊魂のことを考えるのはいいことなのかもしれない、なんて思いました。