ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

ふたご座流星群

2010年12月15日 00時58分00秒 | 日記
ぼくのおかあさんが子どもの頃は、夜になると空は真っ暗で星がいっぱい見えていました。

記憶があいまいなのですが、サーカスのテントがところどころ破けていて、太陽の光が星のように見えていたことがありました。

今でも、どこか田舎の夜空でぎらぎらしたお星さんを見ると、その真っ暗なテントの中の日の光を思い出します。

でも、大阪では(もっとも、ぼくんちは田舎なのですが)あんなぎらぎらしたお星さんは見えない、と思い込んでいました。

夜、テレビで「ふたご座流星群」のことを知り、ふたご座のおかあさんは、なんだか親近感をおぼえました。

今日は、お墓を3つもハシゴしてお参りするのに付き合わされ、ぐったりしているぼくを連れて、どうせ見えないだろうと思いながらも、おかあさんはコートを着てマフラーをして出かけたのです。

いつもおさんぽする公園も、あかあかと街頭がついています。

上弦のお月さんが、もうもう、落っこちそうで。

反対のほうだ、ってテレビで言ってたなぁ、と思いながら見上げると、、、

じっと見ていたら、ある、ある、星が見える。

でも、かなしいかな、どれが何という星なのかも知りません。

星は瞬いている、なんてロマンなんだ、
見えないと思い込んでいたけど、見ようと思えば見ることができた、
それだけでもよかったなぁと感動しました。

風で楠の大木の葉ずれの音がざわーっとしていました。
「夜鷹の星」をきゅんと思い出しました。


木枯らし途絶えて
さゆる空より

「冬の星座」とても好きな歌です*(音符)*
来週は地元の老人サークルと、病院でも、コーラス団で歌うことになっています。