ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

2005年04月08日 15時15分00秒 | 日記
このところの暖かさでいっぺんに桜の花が開いてきました*(桜)*

数日前、おかあさんはぼくを連れて奈良の大宇陀というところにある又兵衛桜という樹齢300年の枝垂れ桜を見に行ったのですが全くの蕾でした*(割ハート)*

少し山なのでここよりは少し遅いでしょうが、それでも今日あたりは綺麗に咲き出していることでしょう。

本日の月齢は28・7夜。
西行さんの”望月の頃”は今年もだめだけど、桜が咲くとその時期の思い出がタイムカプセルから飛び出してくるみたい。

おねいちゃんが看護学校に入学したのはこの近くでも有名な桜の名所です。
卒業できなかったのが悔やまれますが*(涙)*

おねいちゃんの小学校の入学式の時もいいお天気で良く覚えているおかあさんなのですが、どういうわけかおにいちゃんの時のことが、とんと記憶に無いのです*(汗)*

 仏には桜の花をたてまつれわが後の世を人とぶらはば

に対して
 手折り来し花の色香はうすくともあはれみたまえ心ばかりは

西行さん歌に応答して彼のお墓で詠まれた良寛さんの歌だそう。
時差がどのくらいあるのかぼくは知らないけれど、時空を超えて、なんて素敵なんだろう~*(ハート6つ)*

 さまざまのこと思ひ出す桜かな  芭蕉

こちらは、へぇ、芭蕉さんがこんな平易な句を詠んでいたんだとうれしくなっちゃいました*(音符)*