ある40代女性の生活

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ためしてガッテン: 痛みとは何か

2008年11月20日 07時35分42秒 | テレビ
昨日の「ためしてガッテン」(NHK総合、午後8:00-)で「長引く痛みの原因究明」を放送していました。

ケガや病気が治ったはずなのに痛む慢性痛というものがあります。

一方、「無痛無汗症」という難病があり、この病気の10代の女の子は、痛みを感じないので、体を意識しないうちに通常取り得ない姿勢にしてしまい、母親は目を離すことができないそうです。

慢性痛の3人の例が紹介されました。

1.脊柱管狭窄症という背骨の病気を治療した遠山さんは、最初、腰が痛かったのが、手術後、病気は治療されたのに、背骨全体が痛むようになりました。

2.バイクの事故で左手首を無くした男性は、現在はないはずの左手の指が痛むのを感じます。

3.全身が痛む橋本さんは、原因不明で、10代に足首が痛いと感じ始め、次第に範囲が広がり40代には全身が、骨折の2倍の痛みで痛むと感じています。

人には
 触覚
 ストレス(交感神経)
 痛み(痛みの神経)
の3種類の神経があるそうです。

けが等から神経が回復するときに、混線を起こしてしまうと、触覚や交感神経の反応も痛みとして脳が感じてしまうケースがあるとこのとです。

「慢性痛とは、神経の誤作動で痛み信号が乱射される「意味のない痛み」」だそうです。

線維筋痛症(せんいきんつうしょう)という痛みを感じる病気では、200万人の患者さんがいます。

スタジオに、JR東京総合病院 麻酔科・痛みセンターの花岡一雄先生が来られました。

脳に痛みが記憶のようなものとして刻み込まれてしまうと、ささいな刺激にさえ激痛を感じる「痛み増幅装置」に脳が変化してしまうことがあるそうです。

“痛む”ということ自体が独立した病気で、「痛み病」として治療する必要があるとのことでした。

痛みの専門「ペインクリニック」(麻酔科と呼ばれることもあります)では、薬物療法、レーザー、リハビリ、手術など、さまざまな治療法で、痛みを軽減することを主目的にしています。

「痛みをとる治療」を早めに受けることの大切さが、最近わかってきています。

痛みを感じたときからすぐに治療をはじめれば、慢性痛への移行はかなりの確率で抑えられます。

逆に、痛みを感じ始めてから長い年月が経っていると、治療にも長い時間がかかってしまう。  ということでした。
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日本人が我慢することが美徳だと考えられてきましたが、それが新たな慢性痛を引き起こす(古傷が痛むはこの例)、これからは我慢しないことが望ましいという話が印象的でした。


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