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明川哲也さん: 「故郷を離れる」=新しい視野が手に入る、若者は故郷を離れる経験を

2011年04月11日 20時25分18秒 | 新聞
今日の朝日新聞夕刊に、「生きるレッスン 創作家 明川哲也さんの「故郷を離れる」 視野新たに太い心養う」という記事がありました。

4月からの新コーナーで、同じタイトル(「故郷を離れる」など)について、3人の著名人が交代で文章を書かれるコーナーです。

初回は、「故郷を離れる」ことについて、創作家の明川哲也さんが書かれています。

明川さんは、関西の出身で、うどんについては西に尽きる(関西が一番)と思われるそうです。

一方、そばについては、東の方(東京のほう)がうまいような気がするとされています。

西には西の、東には東のいいところがある。

関西にずっといた頃には、そういうことが分かりませんでした。


震災で疎開されている方のご苦労を考えると言いにくいと前置きされつつ、

「若い人は、一度故郷を離れてみるべきだとボクは思っています」

新たな場所で視野も新しくすることで、「対立」(自分のいるこちら側とあちら側という考え方)ではなく、「並立」の概念が持てる。

故郷を離れるということは、これまで妄信してきた概念や常識と一度距離を置き、異なる価値観の並立を可能にする太い心を養うことでもあると思うということです。
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とても心に響き、「言えている」と思った文章でした。

今日は東日本大震災発生から、1カ月目の日です。
午後2時45分には、職場や学校や家庭で、黙祷をささげました。

本来なら、それについてまたは、東京都知事選挙結果等についてが大きいニュースであった日でした。


しかし、夕方、夕食後に読んだこの文章が心に響きました。

生まれた土地で知った人に囲まれて、一生を過ごすことは、幸せなことだと思います。

一方で、その集落、その地域、その地方では常識とされることでも、他の地域では全く異なった考え方ややり方があり、それを明川さんがおっしゃる「並立」で取り込むことは、視野という点で重要なことだと思います。

そのために、若いうちに生まれ故郷を離れ、全く違った地方、知らない人に囲まれて生活する経験は、重要なことと、感じます。

4月は、新しい生活を始める人が多い季節のため、このテーマが選ばれたのでしょう。

きっと、違う考えをされる方もいらっしゃるでしょう。


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