ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

黙ること。。。

2018-04-28 23:34:38 | 思うこと
不登校になって
朝、起きなくなって

なんとか行かないものかと、いろいろ声掛けして
でも、それで動くわけもなく、
子どもが反発したり、部屋に引きこもってしまったり、

そういう子どもの様子をみて、
何か言うことで、かえって逆の方向に向かっているのでは?と気づき、
言って動かすことの限界を知り、

黙る。。。

多分、こういう時は、この「黙る」
そして、「様子をみる」

これが必要な時なんだと思います。


でも、黙っていることって・・・・結構、苦痛。
また「恐怖」でもあります。

話しかけないことで、親に見捨てられたと思うのではないか?
子どもの心がどんどん離れていってしまうのではないか?
このまま冷え切ったままになるのではないか?
もう、以前のように話ができる日は来ないのではないか?

そんな「恐怖」です。



これまで何回か書いていることですが、

ケン太が一番、不安定だった頃、
「もう寝ようよ」という言葉だけで、2時間暴れました。

ポツポツ学校を休み始めていた時でした。

ケン太は夜更かしをするようになり、
朝、起きれず、学校を休む時がありました。

学校に気持ちが向かないので、
あえて夜更かしをして起きれない状況を作っていたと思いますが。

そんな状況の中での「もう、寝ようよ」

ケン太の中に

このまま起きていたら、また学校を休むんじゃないか・・・
そう思われている。
だから、寝かせようとしている。
結局は、学校に行かせようとしている。

親の圧力を感じて、暴れたのでしょうね。

ケン太に「学校に行っていない」という負い目を感じさせる
私の言葉はことごとく跳ね返されました。

負い目を感じている時は、どんな言葉も、
自分が非難されているようにとってしまいます。

私ができることは

「黙る」ことしかなかったのです。


「もう、寝ようよ」なんて、なんてことない言葉です。

私も、まさか、この言葉で反発させてしまうなんて思いもしませんでした。

その言葉は言っていいのか悪いのではなく、
その言葉そのものではなく、
相手がどう受け取るかなんでしょうね。

相手の状況、立場で変わってくるのだと思います。

ケン太が反発してくれたおかげで、それがわかりました。


今なんか

「ばっかみたい」って言ったって、怒られませんから。

「俺もそう思う(笑)」くらいに返してくれますから。


あの頃は、こんな時がくるなんてまったく思えませんでした。

もう、親子関係は終わりだ・・・って悲観していましたから。

黙ることはできても、
黙っていることの「恐怖」に打ち震えるだけでした。


ケン太の状況の変化で、
言葉の受け取り方も変わっていきました。

子どもの状況・・・
心の状況が変わるには、やはり親子関係かな。

状況の悪い時の声掛けって、子どもを操作する言葉になってしまがちなので。
不用意な言葉がけで親子関係が悪化することの方が多い。

言いたい言葉は飲み込むことが一番だと気づきました。

そして、そこに「恐怖」を感じる必要はないということも。

「黙る」

だけど

「子どもの言葉には耳を傾ける」

子どもが望んでいるのは、それだと思うから。


それは、親子関係を修繕するためにとても有効なことだと思います。




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