昨日、スーパーおじさま関連の記事を書きましたが、
なんと、今日、そのおじさまから連絡があり、一緒にランチしてきました。
仕事中に連絡先を交換し、終了後に「ご近所ですし、また近いうちにお会いしましょう~」とも言っていただいていました。
社交辞令かなとも思っていたのですが、本当に連絡をいただけるとは。
奥様が鬱を発症しているということはお聞きしていたのですが、介護認定を受けて、週2回ほど、デイサービスを受けていること。
その日は、息抜きをする日と決めていて、それが今日で、何処かでお茶でもしようと思うので、よかったら一緒にお話しませんか?ということでした。
是非!是非!ということで向かいました。
奥様の鬱の原因は、おじさまが友達に騙され、家を売らなければならない状況に陥ってしまったこと。
そのショックで奥様の精神状態が不安定になってしまい・・・そこまではお聞きしていました。
その後の状況はよくわからなかったのですが、それから10年以上、奥様の鬱とずっと向き合われているそうです。
まずは、おじさまの方が、信頼していた友達に騙されたショックでメンタルがやられ、鬱状態に。
おじさまの身を案じた奥様も鬱になってしまったそうです。
自分のせいで奥様まで巻き込んでしまったショックも重なり、かなり辛い状況だったそうですが、このまま自分が落ちたままだったら、奥さまが死んでしまうと、なんとか気持ちを奮い立たせたそうです。
その時期が本当に辛かった・・・と仰っていました
奥様は、どん底からは抜け出せたものの、しばらくは一進一退の状態が続いていたそうな。
いろいろ励ましたり、こうした方がいいのでは?と提案したりもしたけど、それは結果的に否定になるからダメだった。
「わかった」というのもダメだそうです。「わかってくれたはずなのに・・・」という期待を生んでしまい、結果、落ち込むこともあるそうです。
「うん。うん」「そうか、そうか・・・」「そういうことがあったんだね」「それは、辛かったねぇ」・・・
「ただ、ただ、共感的に話を聞いてあげる」それが一番とわかり、それに徹するようになってから、奥様はやっと安定してきたそうです。
ただ、今の安定している状態をどれだけキープできるかどうかであって、元に戻ることはまずない。
共感的に話を聞く・・・これしかできないし、今後も続けるしかない。
終わりのないもどかしさを感じられていることも伝わってきました。
しかし、それにより自分が変わってきたそうで、かなり辛抱強くもなったと笑顔も見られました。
なんと、おじさまは17歳の時にも鬱になったことがあるそうです。
それが最初の鬱だそうで・・・
きっかけは数学の成績が下がったこと。
親がとても厳格で、そんな報告をしたらどうなるか・・・怖くて言えなかったこと。
それと身体的理由で、第一志望の受験資格がないとわかったこと。そのショックが重なり、メンタルが崩壊。
大学には進んだものの、鬱状態がその後も、3~4年続き、その間に、何度も死ぬことを考えたそうです。
その鬱から抜け出せたきっかけは、米軍キャンプでバイトしたことだそうです。
アメリカ人と接し、国民性の違い、価値感の違いから、自分が悩んでいることなんて、なんてことないように思えたそうです。
そして、英語が話せるようになり、話せることが楽しくて、楽しくて・・・本当は理数系だったけど、そこで英語に目覚めたのだとか。
それで、海外を廻る仕事をしたくて商社に入ったそうです。
米軍キャンプで仕事をしなかったら、自分は今、この世にいない。
米軍キャンプに助けられたと
生きていてくれてよかった・・・
その後も波瀾万丈の人生・・・
こんなにいろんなことを経験している人がいるのかと思うほどの人生。
人が経験できないようなことをいろいろ経験しているので、これは小説にしないと勿体ないと思ったそうです。
なるほど・・・いろんなことが今に繋がっているのですね。
今日、おじさまに聞いたお話。
母の認知症とけん太の不登校と・・・その時に抱いた感情。対応したこと・・・近いものがあるなと思いました。
とても他人事とは思えなくて、共感できました。
親が成績で縛ろうとすると、鬱になってしまうこともある。
暴力で訴えることもある。(我が家)
親の価値観を押し付けてはいけないですね。
改めてそう思いました。
ただただ、共感的に受け止めるという大切さも。
こんな話ばかりではなく、主人へのアドバイスも貰えました。
ビジネスの話もいろいろと。
普段、聞けないような話ばかりで、とても新鮮で貴重な時間でした。
別れ際「また、声かけるかも。懲りずに付き合ってください」と、おじさまが。
「受付の同期会もやりたいねぇ~」と。
「は~い!是非!」(社交辞令じゃないですよ)
とはいえ、連絡先を交換しているのは、私とおじさまだけなんですが
またお会いできるかな?
次の機会を楽しみにしています
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