若竹七海 著
怖い。
ドロドロでもなく、舞台設定がどうとかでもなく、絡まりあうごく普通の要素が怖い。
日常的な物語が進み、そこに小さなエピソードがちりばめられる。
それはパズルのピースであったり、たくさんの扉のうちのひとつのカギであったり。
一つずつは何の意味ももたないのだ。
でも、それがすべてそろい、役割を果たしたとき、それは恐怖の物語となる。
うまいなあ。
11編それぞれがこんな話なのだから。
それも読みやすく面白く、さらっと読めてしっかり怖い。
表題作は最後にあるが、きれいにまとまる。
そうきたか、という感じで。
あまり本を読みなれていない人にも、おすすめしやすいかも。
怖い。
ドロドロでもなく、舞台設定がどうとかでもなく、絡まりあうごく普通の要素が怖い。
日常的な物語が進み、そこに小さなエピソードがちりばめられる。
それはパズルのピースであったり、たくさんの扉のうちのひとつのカギであったり。
一つずつは何の意味ももたないのだ。
でも、それがすべてそろい、役割を果たしたとき、それは恐怖の物語となる。
うまいなあ。
11編それぞれがこんな話なのだから。
それも読みやすく面白く、さらっと読めてしっかり怖い。
表題作は最後にあるが、きれいにまとまる。
そうきたか、という感じで。
あまり本を読みなれていない人にも、おすすめしやすいかも。