現在のオートバイファンが求める排気量は「大型バイク」か、逆に「250ccバイク」に集約されている傾向です。
逆にオヤジたちが知る、かつて、オートバイの主役だった「400ccクラス」は既に過去の遺物となりかけていますよね。(笑)
これに関しては、結局、中間排気量にあって「車検がある事」が最大の要因とされていますし、
大型バイクの普及と共に、すっかり人気は衰え、現在では過去「最悪の販売状況」となってしまっています。
現在、存在する400ccクラスでもスポーツバイクに集約すると、
カワサキ「ニンジャ400」、ホンダ「CBR400R」、「CB400SF」、ヤマハ「YZF-R3」、「MT-03」、
そして海外モデルとして、KTMから「RC390」、「390 DUKE」、BMW「G-310R」とこれだけ。
それ以外、かつて豊富にあったラインナップは既にカタログから消滅しています。
また、唯一ロングランを誇ってるオートバイは、名車となりつつあるホンダ「CB400SF」のみで、
それ以外は2008年の「排気ガス規制」以降に登場した「低コスト版のパラレルモデル」ばかりです。
残念ながら、80〜90年代にあった強力な、400ccレーサーレプリカ・スポーツを知るライダーからすれば、
デザイン以外、どうしても「進化してると思えない」部分がありますよね。
特にパワーに関しては50ps以上あったはずのカテゴリーだったのに、
今じゃ40spあれば良い方と言う状況も、400ccクラスの人気を下げてる要因と言えます。
個人的には、現在、力を入れてる「250ccの強化」と共に強烈なモデルを登場させる事が必要と感じていますが、
そう言った事にならないのは、
これまた残念な事に400ccクラスの重要な「レースカテゴリー」が存在していない事です。
それさえあれば、600ccスーパースポーツと同様の、スーパー400ccマシンを開発出来るはずです。
例えば、水冷式4スト並列4気筒DOHCで、400ccながら最高出力が70〜100ps近いパワーを持つエンジン、
さらには充実の電子制御システムにコントロールシステム、フロントダブルディスクに、
大型バイク並みの足回りサイズなどなど。
仮に100万円を、ゆうに超える車両価格であっても思いっきり「魅力的」であればそれなりに売れるはず…。
実際、人気の大型バイクは日本の道路事情には、正直マッチしていません、
車両にもよりますが、セーブして走る走り方、要するにパワーがあり過ぎるんですよね。
本来は、日本の道路って400ccクラスあたりが、個人的には一番良かったりする気がします。
今後、再起を図る傾向に戻るのか?それともこのままどんどん衰退するのか?
今一度、400ccモデルの「存在意義」を見直す必要がある気がするんですけど、いかがでしょう!(笑)
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