昔、ボクはオートバイを1/1の模型だと思ってた時期がある（笑）。（番外編vol.4034）

ヤマハの「TW200」が大流行りしたのは1990年代の後半あたりから2000年代の前半あたりで、ほんの数年と言う短い期間に流行った「シティーバイク（ホンダ・FTR223

や、カワサキ・TR250やスズキ・バンバン200など）」を中心としたプチブームであった事は多くの人の知る所だと思うのですが、同時に「オートバイ氷河期」時代に「一筋

の光を一瞬当ててくれた」悲しい時代を牽引してた有名な1台にこの「TW200」があったとも考えられるのですが、実はボクがこの「TW200」の後期版となる「TW225E

（2008年式）」を確か2010年頃に購入していました。残念ながら当時で既に流行自体はとっくに過ぎ去っており、逆にあまりに流行ってた後だっただけに、今更感が強く

「乗ってる事が恥ずかしい状態」さえあった状況にも関わらず所有してたって時期があったんですよね（笑）。これはボクがオートバイの矛先（ほこさき）をサーキットに

当ててたからで、その他、経済的な理由からそうなったと言う当時の経緯だったのですが、時代遅れだと分かってて何故「TW225E」を購入したのか？今考えると購入初期の

真意が自分でもよく分からなかったりします（笑）。ただ根本に「カスタムして楽しみたい！」ってのがあった事は間違い無いです。この頃のボクはオートバイでツーリング

をすると言う概念が非常に薄く、基本「サーキットを走れればそれで良かった！」って時期だったんですよね。ただそれだけだと「月に1〜2日程度」遊べるだけになってしま

う為、オートバイに対して「他の日の遊びをどうするか？」を考えた結果でそうなった様な…、と思い返します（笑）。今日のタイトルにも書きましたが、まさに「オモチャ

感覚」で所有してたんですよね。模型で言えば1/1サイズって感じです。とにかくパーツはいくらでもありましたし、新品パーツも豊富に売られていました。ボクが購入した時

はマフラーとシート意外はノーマルだったのですが、2〜3年はこのバイクで遊びました。最初は定番の「スカチューン」を目指してカスタムして行き、途中から「カフェレーサー」

風にカスタムし始めます。そもそもモトクロッサーぽいスタイルのオートバイなので、非常に難しいカスタムとなってたのですが、ネットを見ても1台としてそんなカスタムした

「TW」なんて存在してなかったので、それも「やってやるど！」って要因の1つとなり「SR400」や「ルネッサ」「GBクラブマン」などのパーツを引用して原型を留めない

ほどカスタムしてしまいました。お金も結構かけましたが、10ヶ月ほどで完成させて乗ってました。流石にここまでやっちゃうと誰も「TW」だと気が付かない感じだったので、

変な「マウントおじさん」になっていたかも知れません（笑）。ただその頃から近しい知人や幼馴染などが一斉にオートバイに乗り出し始め、ツーリングに出かける様になるの

ですが、流石にみんな大型バイクでしたから、カスタム車とは言え排気量225cc程度の「TW225Eカフェ」だと、ちょっと足を伸ばしてツーリングすると、一緒に走るのが

かなり困難で、行くたびに1人だけクタクタになってしまってました（笑）。なモノだから、もう1台所有してるサーキット仕様のカワサキ「ZX-6R-モリワキGP2」に保安部品

を付けて、何度一般道を走ってやろうか考えた事か！（笑）まぁ、それは無しにしてもこの事が大きなボクにとっての「転機となった」事は間違いなかったと思います。一般道

を走れる大型のオートバイが欲しいってなった事を！（笑）。結局現在も乗ってる「ビューエル」を購入して今も乗ってるのですが、色々あったけどあの2〜3年のカスタム時代

はメチャメチャ楽しかったです。ちょっとづつパーツを入手しては「ああでもない、こうでもない」って構想して作り上げましたし、乗ってましたからね。大半の人は「SR」と

間違って見られてた感じでしたが、タイヤはそのままだったので、リアの180あるバルーンタイヤで気がつく人もいました。車両が高級になればなるほどカスタムから遠ざかる

傾向ですし、もしカスタムしても高額なものになる事は間違い無いですが、ボクが所有してた「TW225E」ぐらいだとそこまで費用はかかりませんでしたし、部品も安いもの

だったら、あえて無駄になっても試し買いOKでした。なかなか実写のオートバイをオモチャ扱いする事って少ないと思うのですが、とにかく楽しかったです。（笑）