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オートバイはなぜ生まれた?そしてその進化の目的は!。(番外編vol.4016)

2024-07-17 10:37:49 | 日記

19世紀の後半にヨーロッパで生まれた「オートバイ」と言う乗り物は、そもそも「どうして生まれたのか?」その理由を紐解いてくと大体、皆さんが想像する通り、

当時新しく登場したばかりの乗り物である「自動車の安価版」である、もしくはそれ以前からあった「自転車の進化版」と言う経緯だったりします。その辺に関して

は、確かに間違いなくそう言った時代の流が関係して「開発された乗り物である」と言えそうです。ただ、登場し始めた初期というのは贅沢品として珍しがられた事

から「貴族の足」として重宝されてたり、少し時代が進むとお金を持たない「商人の物運びクルマ」となって言ったのが、主な使用目的であったとなっています。そう

聞けばまだ、現在とは大きく違い、全く「趣味と言う概念」は無かったって感じですね(笑)。そこから大きな戦争を2度ほど経験する中で、オートバイも独自の進化

を遂げるのですが、20世紀の初期はそう言った時代の流れもあって、ヨーロッパや北米のメーカーに求められてたのは「丈夫」で「便利」が優先されてた感じでもあり

ました。この頃まで軍用車を中心に大半のオートバイが「サイドカーだった」事を考えれば、その理由がよく分かりますよね。また1950年代に入るとヨーロッパのみ

ならず、日本でも多くのオートバイメーカーが生まれ、国内外を問わず多岐に渡る「マーケティング戦争」なるものが発生するのですが、ここでオートバイに求められて

たのは、確実に「速さ」でした。それを裏付けるものとして「レース」と言うものが盛んに行われる様になり、そこで勝利すれば、そのままオートバイ販売に大きく

つながると言った傾向があったからだったと考えられます。で、これは日本国内に限らずヨーロッパ、北米でも同じ流れがあって、各社こぞってオートバイ開発を進めて

いくのですが、そこには必ず「速さ」ってのが、常について回ってたんですよね。これが現在でも同様の価値観を産ませてる理由となってて「オートバイ=速さ」って

概念が定着したって思われるんですよね。要するに自動車とは違いオートバイは「性能UP=速さ」って考え方になっていく訳です。逆にそうなっていく流れに対して、

「商用」的な要素はどんどん削ぎ落とされて行く傾向となり、この頃からオートバイに乗る人は、単に「オートバイが好き」である人に限定されていく流れもありました。

もちろんホンダの「スーパーカブ」の様な商用車も同時に新開発され、世界中で重宝されるのですが、オートバイ全体の流れを見るとやはり、昔と違い「実用性から離れ

ていく傾向」が強かったと言えそうなんですよね。ここから現在に至るまでオートバイの進化というのは性能の向上と、パワー、そしてエコロジーが重要視されていく

ことになります。また、オートバイに乗るって事が日常とあまり関わりが無くなり、あくまで「趣味」ものとして認知されていく傾向が、ますます強まっていく事になる

んですよね。この「趣味」と言う流れに対してオートバイメーカーとしては「ジャンル」と言う作戦で「対抗」してくることになります。要は類似した車両をどのメーカー

から出しても販売競争が激化するだけで、メーカー同士の潰し合いになりかねないので、各社新しいオートバイの魅力を細かく「ジャンルに分けて販売する」事で、販売

台数を伸ばそうとなってくんですよね。ここで大きくメーカーの経営が海外と国内で「概念が分かれて行く」のですが、海外のメーカーはそのジャンルに特化したメーカー

として生き残りを図る流れが生まれます。例えば「モトクロッサー」を製造するメーカーはそれに特化するメーカーへ、「ロードレーサー」を製造するメーカーはそれに

特化した車両のみを販売するメーカーへと言った感じです。で、逆に日本は国策としてメーカーをあえて「4社」に絞り込み「総合販売を目指す」ようになって行きます。

明暗はご存じの通り日本の勝ちとなるのですが、2000年を超えて、ますますオートバイが「趣味」のものとして見られるようになると、逆に特化したメーカーが魅力的に

見え始め、海外のメーカーも徐々にシェアーを広げて行くようになり、国内だけを見ても多様なメーカーのオートバイに乗られるようになっていますよね。総評しますと、

そもそもオートバイは「自動車の安価版的な商用車」として登場し、途中から速さを追求し始めた事で「趣味性の高い乗り物」へと変化し、現在に至ると言った感じです。

今日は「オートバイはなぜ生まれた?そしてその進化の目的は!」でしたが、いかがだったでしょう!(笑)





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