Good Frlend!(motovlog)

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オートバイ、今更ながら2ストロークと4ストロークの違い。(番外編vol.2662)

2020-03-17 12:43:15 | 日記

最近、中古市場で「2ストローク」のオートバイが人気を高めていますよね。

特に、80〜90年代にレーサーレプリカと言われた、ホンダ「NSR250R」や、ヤマハ「TZR250R」、スズキ「RGVガンマ250」が人気です。

とは言え、どんなに新しいモデルでも最終年式は1999年まで。

それ以降に関しては一部のスクーターやモトクロスをのぞいて、国内での「2ストローク」パイクは作られなくなって行く傾向でしたからね。

もちろん理由は「環境問題」です。

なので、新しい車両が欲しくても、残念ながら余裕の「20年落ち」という状況でもあります。

しかし、それに反して、状態が良くて見た目が美しい車両だと150万円以上する高額なモノも市場に出回っています。

気がつけば、新車時の「倍以上」の値段ですね。(笑)

で、ここに来て「2ストローク」のオートバイがなぜここまで人気なのか…? 

純粋に不思議な気もしますよね。(笑)

その回答、これは個人的な見解も含まれますが「4ストローク」とは違う「独特のパワー」に対する魅力と考えられます。

みんな単純に排気量が小さくても高出力を出せるのが「2ストローク」と分かっていますが、

じゃぁ、一体「4ストローク」と、どう違うのか?

意外に「内燃機関の仕組み」をしっかり理解してる人は、少ないんじゃないかって思われます。

なので簡単に説明すると、エンジンは「吸気・圧縮・爆発・排気」が「1つのサイクル」となってるのですが、

「2ストローク」は、その名前の通り、それを「2回の工程」で終わらせる構造となってて、エンジンに対しての内燃効率が良い。

逆に「4ストローク」はその1サイクルが「4回」必要になります。

単純に言えば「4ストローク」だと「倍の労力」が必要になってしまう構造です。

しかし、その分「燃焼効率が良くて燃費が良い」という特性を持っています。

もう、お分かりかと思いますが、逆に「2ストローク」場合は燃費が悪く、燃焼効率も悪いという事です。(笑)

マフラーから白煙を履くのは、その効率が悪いので、正常な状態でも不完全燃焼を起こしてる訳です。

しかし、その構造が故に小排気量でも高出力を生むんですよね。

単純に計算すれば「4ストローク」が、250ccの「2ストローク」に台頭するには、倍の500ccのエンジンが必要となるのですが、

構造って、そんなシンプルな物じゃないので、大体「60%アップぐらい」とされています。

また、単純な改造、いわゆる吸排気効率(キャブとチャンバー)を良くすれば、

最終形のバイクの250ccで「70ps以上」のパワーを引き出せるので、

「4ストローク」250ccが、どんなに対等カスタムしても、このパワーには追いつかない事は確実です。

なので最大の魅力を単純に考えれば、中型免許で乗れるオートバイで「大型バイクと同等の走りが可能」という事です。

要は、小さい排気量で大きい排気量に「対等出来る」訳ですから、

そこに魅了されてるライダーが「2ストローク」のオートバイに心奪われると言う理由です。

ただ、最後に1つ、大きな問題として「2ストローク」エンジンは故障率が高い事、また長期間維持出来るようになっていない事、

割り切りで作られてる部分もあるので、オーナーになるとその「リスクを背負う」必要は必ず出て来てしまいます。

所有すれば故障は普通にあると考えて乗るバイクなんですね!(笑)






コメント
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