「スーパーモト」とは、ロードレースとダートトラックレース、モトクロスの特徴を全て取り入れたもので、
使われるバイクは「モタード」というモトクロスバイクにスポーツタイヤを履いたものです。
まさに運転技術の全てを使って走る競技で、
コーナーは2輪ドリフトを用いた強烈な旋回技術を駆使してライディングしています。
直ぐに誰にでも出来るレベルではなく、相当鍛錬したライダーがこのレースで競い合っています。
アメリカやヨーロッパでは2000年あたりから正式に始まった競技で、
日本でも2003年から正式競技として始められています。
人気自体は2010年あたりがピークで、今は若干落ち着きをはらっています。
使われるバイクの最高峰は4ストの450ccモデルで、
ハスクバーナやKTMを筆頭に国産4社もセミワークス体制をとって参戦しています。
現在世界で活躍する有名な選手はダートトラックでチャンピオンになった人や、モトクロスで活躍した人が多く、
ロードライダーからの転身は少ないです。
ある動画でロードバイク(SS)とオンロードコースで競争してるのを見たことがあるのですが、
それを見る限りロードバイクよりスーパーモトの方が速い感じです。
直線は確かに遅いのですが、コーナーでのスピードがまるで違う次元なんですよね。
ロードバイク(SS)はマルケスばりにバンクさせて走っているのですが、
それを悠々と抜き去るシーンが見られます。
これには驚かされます。(笑)
まさに「スーパーモト」はライダーにとって、運転技術の集大成なのかもしれないです。
飛んで跳ねて滑らせて、完璧なコントロールを必要とする競技。
ダートとロードを織り交ぜたコースは見てても圧巻です。
とても真似は出来ませんが、見るには楽しい競技だと思いますね!(笑)