宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ニゲラオリジナル品種「グリーンマジック」出荷が始まります

2010年05月19日 08時23分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 登米市内の花き生産者が育成したニゲラ「グリーンマジック」(登録番号9139号)の切り花と鉢物の出荷が始まります。この花は,花弁とがく片(ニゲラは花弁に見えるのががく片)が無いのが一番の特徴ですが,苞葉(ほうよう:がく片の下の部分)がやや白色となり,グリーンと白の爽やかな色合いが特徴です。JAみやぎ登米花き部会の切り花生産者6名と鉢物生産者1名が栽培を行っています。
 登米市迫町の若葉園芸では,昨年度から鉢物の本格出荷を始め,今年は2年目になります。もともと切り花用だったものを鉢物に仕立てることに伴う様々な技術をクリアーし,5号鉢で出荷が行われます。開花調節技術の検討も行い,昨年より出荷期間を拡大することができました。
 雌しべの形がピエロを連想させることから鉢物は「グリーンマジック ピエロ」として出荷されており,主に関東方面の市場に4月下旬から6月上旬頃まで出荷が行われます。爽やかなグリーンの色合いが好評で,花持ちが良く長い期間楽しめることから人気を集めそうです。
 また,切り花は5月下旬から,県内市場の他に関東方面の市場に出荷される予定です。今のところ,この時期だけの出荷となっていますが,色合いから特にブライダル時期の出荷が望まれており,出荷期間の拡大が課題となっています。
普及センターでは,県農業・園芸総合研究所と連携し,電照時間の検討等を行いながら,出荷期間の拡大について支援を行っていきます。
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