(株)宮城リスタ大川(石巻市大川地区)では,来年度からのきく本格生産(営農再開)に向けて,構成員のキク栽培技術の習得,共有化に向けた「きく栽培実証ほ」を設けました。
「きく栽培実証ほ」では,まず,地域外から土を持ってきたことから,良質の堆肥投入による土づくりに力を入れ,蒸気消毒も実施しました。また,秋彼岸出し作型については,構成員全員で直挿し作業を行い,栽培をスタートさせました。さらに,耕種概要や施肥,病害虫防除等の状況を記入した看板を作って,作業内容の共有化を図りました。普及センターからも,良品生産に向けた講習会の開催や,巡回により実証ほ運営を支援いたしました。その結果,切り花品質の優れたきくが適期に収穫することができ,市場や直売所にも出荷され,好評を得ました。
さらに,10月9日には,来年の春彼岸出し作型きくの直挿し作業が行われました。これから,秋冬出し栽培が本格化します。さらに,普及センターとしても,管内外の栽培者,関係機関・団体と連携を図りながら,栽培技術が高められるよう支援を継続していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0225-95-7612 ,FAX:0225-95-2999