宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

チンゲンサイの集出荷場施設 白石市に完成

2014年07月09日 09時23分47秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
白石市の(有)蔵王グリーンファームは,復興交付金等を活用し約7haのパイプハウスを整備し,震災被災者を中心に大規模なチンゲンサイ栽培に取り組んでいます。

栽培開始から2年が経過して,生産活動は軌道に乗ってきたものの,生産施設(パイプハウス等)に比べ,出荷・調製施設については整備が遅れていたため,手作業での出荷調製作業に多くの時間を要し,効率的な生産活動・生産拡大がネックとなっていました。

このような状況の改善を図るため,東日本大震災復興交付金を活用して集出荷施設の建設を昨年より着手し,本年6月末に施設が完成したため,7月4日(金)に落成式が行われました。

約650㎡の施設には,品質保持・計画出荷のための大型予冷庫,商品保管庫が設置され,1時間当たり最大1,500袋を包装できる包装機が2台装備され,調製作業の合理化が見込まれており,今後は日量7,500袋(1,875kg)を目標に生産を拡大する計画です。
普及センターでは,この集出荷施設が効果的に活用出来るよう,今後も大規模施設園芸の省力・低コスト化を引き続き支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
              TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3519


    
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 平成26年度みやぎ農業未来... | トップ | 丸森町でイノシシの被害対策... »
最新の画像もっと見る

東日本大震災からの復興に関する支援」カテゴリの最新記事