令和6年5月21日にJAみやぎ亘理のいちご選果場を会場にしてJAみやぎ亘理いちご部会主催で令和7年産いちごの育苗研修会が開催され、35人の生産者が出席しました。
JAいちご部会での令和6年産の作付面積は52.3ha、生産者191人となっています。5月末現在も出荷が続いているところですが、出荷終了後すぐに育苗管理が本格的に始まります。
研修会では、昨年の収穫遅れとなった原因と、育苗期間の施肥管理について普及センターから説明を行い、今年は苗の段階で花芽分化を確認してから定植することを徹底するよう確認しました。
また、温暖化が進む気候のもとで、病害虫の発生が変化し、新たに被害が拡大している害虫対策についても情報提供し、農薬のローテーション等についても併せて紹介しました。
研修を受けた生産者は、今後の管理と次作に向けた苗づくりのポイントを再確認し、生産者間での情報交換も熱心に行っていました。
普及センターでは、今後も育苗管理を中心とした栽培技術の向上をはかり、計画的な安定生産ができるように支援していきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143