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これは、楽しい本だ。例えば、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタの第5番(春)第9番(クロイツェル)の紹介の項(189ページ)で、ソナタ形式に触れて次のように面白く解説してみせる(要旨)。
まずソナタ形式と聞いて、まずは「冬ソナ」でしょうか。
第一のテーマは、ヨン様が高校生の頃の話、第二のテーマは大人になり働き始めて、ヨン様を忘れられないジウ姫の様子。
そして展開部は、記憶をなくしたヨン様とジウ姫が再開し恋に落ちそうになるが、意地悪女と揉めたり、実は血が繋がっているのではないかと様々な問題勃発。
最後の再現部では、やはり二人はくっつき、もとさや。
と、「冬ソナ」も音楽にすればソナタ形式、つまり、世の中何でもかんでも、人を引きつける法則はソナタ形式なんです。
50選の音楽すべてに、作曲者のエピソードや彼女の音楽への思いなどがちりばめられている。ここにあげられた曲を聴くときには、ページを広げながら聞いている。これがとても楽しい。
トラックバックで知りました。
このほんの文章がとても素敵で楽しいです。明朗闊達というのが分かるような気がします。