mitumine 夢幻庵日記

夢うつつで過ごしている日々、趣味の絵・旅行・写真・ハイキング・読書などを写真を交えて気ままに記しています。

山口二郎 著 「政権交代論」 岩波新書 を読んだ

2009-04-23 10:17:21 | 読書


著者は、何故政権交代が必要かということに対し、”権力の暴走を防ぐことにある”とする。

そして、議院内閣制は理念とは別に、危険な権力の集中を招きやすいという。
立法府の多数を握る自民党の長期政権は、行政、司法は勿論、メディアまでもがその影響下にあるとされる。

アメリカとイギリスの2大政党による政権交代の歴史をとりあげ、日本にもその必要性を訴えている。
著者は、民主党に近い人というのを考慮しても、その説には説得力がある。


小沢民主党主の秘書逮捕以前の出版だが、著者はこの事実をどう受け止めただろうか。
司法官僚の保身だろうか、はたまた権力に阿った暴走だろうか…

コメント (2)
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