1月28日の稽古始から、連日に及ぶ練習に耐え10日の稽古治め、
11日の神事本番まで、多くの皆様に支えられながら
主役の射手(練弓、練脇弓、秀手弓、秀脇弓)の郷土愛に満ちた青年達が頑張りました。
上の写真は、今年の親村を務められた北区淡河町木津の公民館に隣接した、大歳神社
(村人が大切にお祭りされているのが良くわかります)
次の写真は、4人の射手。
全ての神事が終わり「ほっ」とした面持ちと満面の笑顔で、
境内の皆さんにお餅を振舞っています。
私は、初めから携わっているだけに、この時の青年達の笑顔を見るのが一番の楽しみです。
(この笑顔を見る為に、毎年続ける事が出来ます)
神事が終わると、県弓道連盟の高段者の先生方の奉納射術がありました。
普通では、まずこれだけの先生方の射術を見る事は出来ません。
淡河神社の御弓神事なればこその風景です。
連日の極寒の環境では焚火がとても有難いものです。
下は、丹生山の麓にある不動の滝で身を清める禊を行います。
私を先頭に、射手4人が続きます。この日は一日中雨天でした。
(インフルエンザも何とか治して先導する事が出来ました)
身体中を冷たい水が突き刺します。そして、身体中から湯気が立ち昇ります。
しかし、青年達は我慢して耐え続けます。
昨日の神事本番、正装(素襖)に着替えて、多くの方の見守る中、
緊張した面持ちで40分前後の時間作法を行い二人で4本の矢を射ます。
(練弓、練脇弓ペア→40分)(秀手弓、秀脇弓ペア→30分)
的には「鬼」と書いた上に墨で黒く塗りつぶし(鬼封じ)、
その鬼を射る事によって、無病息災と五穀豊穣を祈念します。
今年も、稽古の成果もあり、見事に鬼を射抜くことが出来ました。
(写真手前が練弓、奥が練脇弓、同じ氏子で先輩議員の大眉議員さんが撮って頂いた写真です)
それぞれの地域で守り続けられる伝統が、その地域の絆を更に強くし、
世代を超えて受け継がれていきます。
この度も、多くの方から学びの機会を頂きました。
ありがとうございました。