今日は何をしようかな?

いつの間にやら13年経ちました。
いろいろ忘れないように、書き留めておきます by nori    

読書メモ 『花まんま』&『雪崩連太郎全集』

2007年05月15日 15時17分15秒 | 本のこと
読書メモ。

 『花まんま』(朱川湊人:著)

本屋さんで見かけて気になっていた本が、地元の図書館にあったので借りました。

何より気になるのが、表紙の不気味さ。
なので、てっきりホラーかと思っていましたがそんなこともなく、6編からなる短編集で読みやすかったです。

・トカビの夜 ・妖精生物 ・摩訶不思議 ・花まんま ・送りん婆 ・凍蝶

一番ホロリときたのはやはり表題作『花まんま』ですが、全体的に輪廻転生やナイーブな小学生時代の思い出がテーマで、かなり共感してしまいました。

昭和の香りのする丁寧な文章でファンタジー色も濃く、他の作品も読みたくなりました。
『摩訶不思議』で笑わせて、『花まんま』で泣かせる並べ方も良かったです。

 『雪崩連太郎全集』(都筑道夫:著)

いわずと知れた大御所、都筑道夫氏の作品集。
ミステリーライター雪崩連太郎を主役とする短編を一冊にまとめたもの。

氏の作品にはいろいろな主人公がいますが、物部太郎シリーズ(最長不倒距離・七十五羽の烏)と同じくらい好きな作品です。

読んでいて情景がどんどん頭の中に湧いてきて、『ウルトラQ』をみているような気持ちになりました。
オカルトミステリーという呼び方もあるようですが、都筑氏の博識さに脱帽するばかりです。

 『件獣 人工憑霊蠱猫』(化野 燐:著)

こちらは新書。内容はマンガの原作というかアニメのノベライズを読んだ気持ち。時間つぶしになるかどうかというところでした。
とりあえず読了。





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