今日は
日陰に行くとちょっと肌寒い気がします。
明日からはGWの連休
読書メモもサボっていたので印象に残った本だけピックアップ。
一番笑ったのは群ようこさんの『ぬるい生活』
主体は、更年期障害なのですが、相変わらず『ぬるい』文章なので、フムフムと頷くところが多かったです。
曰く、「肉は重力に負け、毛穴は開き、太りやすく痩せにくい。
老眼鏡なしでは、好きな読書もできない。
ある日、ふと鏡を見るとそこにいたのは「おじさん」のような自分の姿。」
私も鏡に映る自分がおじさんに見えそうなので気をつけようと思いました。
群さん自身はそれほど更年期障害の症状が出ている訳ではなく、パニック障害に陥る「きまじめな友人」を冷静に観察していたりします。
ストレス社会での生き方の参考にもなりそう。
ミステリーで印象に残ったのは
『風信子(ヒヤシンス)の家 神代教授の日常と謎 』(篠田真由美:著)
内容(「BOOK」データベースより)
W大教授・神代宗の自宅に、ひとつの贈り物が届けられる。箱の中身は「君にこの謎が解けるかな?」というメッセージと、家屋の精巧な立体模型。その模型の中で、人形は背中を刺されて殺されていた。現場は密室。いったいこの贈り物は何を意図したものなのか?メッセージに記されていた名前を頼りに、神代は自らの記憶を探りはじめる。真相の鍵となるのは『虚無への供物』と詩人・立原道造―(表題作)。ふしぎな心理の動きと謎解きを繊細に結びつけた力作四編と、書き下ろし掌編「クリスマスは嫌い」を収録。「建築探偵」桜井京介の恩師・神代教授の事件簿、始動。
感想:桜井京介や蒼も参加している安心して読める本です。
人が死なない小さな謎解きが詰まっています。
『片眼の猿』(道尾 秀介:著)
内容(「BOOK」データベースより)
俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。その秘密は追々分かってくるだろうが、「音」に関することだ、とだけ言っておこう。今はある産業スパイについての仕事をしている。地味だが報酬が破格なのだ。楽勝な仕事だったはずが―。気付けば俺は、とんでもない現場を「目撃」してしまっていた。
感想:こちらは『向日葵の咲かない夏』で注目を集めた新鋭の作品ですが、最近流行るのはこういうタイプなのかな~という感じ。
伊坂幸太郎氏や海堂尊氏もそうですが、読んでいてすぐ映像が浮かんできます。
文章はそこそこのレベルで、破たんもしていないのですが、キャラクター設定に頼る謎解きなので「あ~、そうですか。」という感じ。
ジャンル的にはクライムサスペンスかな。
メッセージ性もあります。
期待しすぎないで読めば、良い時間つぶしになりました。
『少し変わった子あります』(森博嗣:著)
内容(「MARC」データベースより)
失踪した後輩が通っていたのは、いっぷう変わった料理店。予約のたびに場所が変わり、毎回違う若い女性が食事に相伴してくれるという…。謎めいた料理店で出会う「少し変わった子」たちが、あなたを幻想的な世界へと誘う物語。
感想:最後まで謎の世界でしたが、お食事の仕方に気をつけようと思いました。
『殺意は必ず三度ある』(東川 篤哉:著)
内容(「MARC」データベースより)
敗退を続ける野球部グラウンドからベースが盗まれた。後日、練習試合中に、野球部監督が死体で発見される。混迷をきわめる事件に、お気楽探偵部員3人組が首を突っ込んだ。しょうもない推理合戦の先に待つものは…?
感想:バカミスです。『もう誘拐なんてしない』の方が好き。
ちょっと休憩