この3月から、パリ市が外国人向けに提供するフランス語講座に通っています。成人教育の一環として提供されているもので、3-6月の4カ月、週2回、1回2時間の60時間で140€とリーズナブル。5,6段階くらいのレベルに分けられていて、私は「身の回りの基本的なことを表現できる」というクラスです。パリ市内の各区に一つくらいの割合で、公立小学校の放課後(夜または午後遅く)の教室で行われています。1クラスの人数は15人くらい、私のクラスにはうち日本人が4人です。他は、中国、インド、中南米、イタリアなどから。
フランスの公立学校に立ち入ったのは初めてなので興味深いです。日本の小学校にもあるような歴史の年表が貼ってありますが、フランス革命以降の250年と、それまでの数千年が同じくらいの尺で書かれているのを見ると、いかにフランス革命が大事なんだろうと思ってしまいます。(笑)
びっくりしたのが、廊下に生徒の絵画などが張り出されているのですが、なんと日本の浮世絵(有名な富士と大波)をモチーフに描かれていること。モネなどの絵画に日本の浮世絵が大きな影響を与えたらしく、「モネの家」にも多くの浮世絵がコレクションとして飾ってあったり、そこのお土産屋でも浮世絵のポストカードが売られたりしていましたが、公立小学校でも取り上げられるとは。。。なんでこの絵を描くことになったのか、興味深いですね。
霧のサントアンドレ大聖堂。市街地はトラムはパンタグラフを折りたたんで蓄電池で走るので架線がなく、景観にやさしいですね。
ボルドー市役所も風格があります。
最終日は天気が良いので、ガロンヌ川の水上バスに乗りました。バス・トラムと同じチケットで乗れるので便利・快適な30分の船旅でした。
ワイン博物館、シテ・デュ・バンの特徴的な建物が青空に反射しています。