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インドの七不思議のひとつ、ヒマラヤの秘めたる廃墟スポット。レー宮殿とその要塞

2014年01月22日 | 世界びっくりニュース

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 17世紀の初め、インドで繁栄を極めていたラダック王国のライオン王、センゲ・ナムギャルは、ヒマラヤ頂上にある都市レーに巨大な宮殿の建設を命じた。彼の血筋を引く王家の一族は、1834年にクーデターが起こり追放されるまで、レーの宮殿に住んでいた。現インドのジャンムー・カシミール州に該当する場所だ。

 クーデター以後、かつて世界で最も高い場所にあったレー宮殿は放棄された。栄枯盛衰の世の習えに従いながらも、インドのリトルチベット地域に、いまだ荘厳な雰囲気を漂わせている。



 この宮殿に既視感を感じるのは、近隣のチベットに建っている有名なポタラ宮に似ているからだろう。ポタラ宮はダライ・ラマが1959年に追放されるまで拠点にしていた宮殿だ。



 実際にはポタラ側がレー宮殿をモデルにしたという人もいる。レー宮殿はポタラ宮よりは小ぶりだが、まぎれもなく広大で印象的な建物だ。9階建の宮殿の上階では、当時ナムギャル王族とその廷臣達の声がこだましていたのだ。下階は貯蔵や軍の大切な馬達を収容するために使用された。







  宮殿の内部は低い天井と暗くむき出しの部屋が続く、果てしない迷路のようだ。200年近く放棄されていただけに、当時のきらびやかな宮殿の姿は想像に難しい。宮殿に残っているのは大半が外壁のみで、何百年間もこの地域で権力の座についた者の暮らしぶりを内装から想像するのは困難だ。





 遺跡と化した宮殿の大半は放棄されたが、その一部は建物全体の修復を願うインド考古調査局(ASI)のオフィスに改造されている。しかし、今のところ修復が完了間近なのは4階と女神タラを祀ったDukhar寺院の建物だけだ。













 ASIは宮殿そのものを重要な建築物の一つとみなしている。レー宮殿は考古学者にとって、チベット建築の土木工学が、どの程度発達していたかを知るには欠かせないものだ。、歴史やラダック文化の評価にも極めて重要だ。

 神殿の大部分はゆっくりと崩れて落ちている。その修復作業は何年かかるかわからないと言われるぐらい非常に大変な作業だ。また観光客が残す落書きも修繕の妨げになっている。







 この場所には、宮殿が建つ100年以上前から要塞が築かれていた。だがその頂上から見た都市レーの風景は全く違うものになっている。レーのオールドタウンはまさしくチベット-ヒマラヤの都市の歴史に残る素晴らしい史跡だ。







 400年にもなる古都の防壁の内側には泥や木でできた建物が無数にある。ほとんどの人々が伝統的に遊牧民の生活様式を選んだという非常に珍しい場所だ。地域経済の低下に伴い、裕福な一族の大半が立ち去って長年放置されたにもかかわらず、古都の由緒あるたたずまいはほぼ手つかずのままだ。

 レー宮殿はインドの七不思議の一つに数えられている割に訪問者が少ない。訪問者は年にたった7万人程度しかおらず、その大半がインド人だ。それはおそらくこの遺跡が僻地に建っていることや、常に修復作業が行われているにもかかわらず、老朽化が食い止められていない建物を目のあたりにするせいだろう。











 あるがままの歴史を好み、虚飾に満ちた多くの観光事業が参入を快く思わない人々にとっては、知られざるレー宮殿は穴場であり、インドに存在する数多くの驚異の一つに入るだろう。

インドの七不思議、レー宮殿
7 Wonders of India: Leh Palace

via:kuriositas

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