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怪談よりも怖い、科学の世界発、最近発表された10のオカルトめいた怖い話

2016年11月02日 | 世界びっくりニュース
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 日本ではお盆時期がクライマックスとなるが、世界的にはハロウィンとなるこの時期に、身の毛もよだつ怪談があちこちで語られている。ホラー映画に釘付けとなり、幽霊や悪魔は本当にいるのだろうかと思いを巡らせる人が続出なのだ。

 だが本当に怖いものはフィクションの世界ではなく現実にある。科学の世界で起きたこれらの出来事は、事実は小説より奇なりという言葉を思い出させてくれるだろう。

10. 宇宙の狂気:火星に到達するまでに脳に障害

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 火星に移住することはおろか、そこに到達することですら容易ではない。最近、オバマ大統領は民間企業と提携して2030年代までに火星有人飛行を実現すると発表。しかし、宇宙飛行士が宇宙で晒されることになる高電荷粒子をマウスに照射したある研究で、困った結論が導き出された。

 これによって脳に炎症ができ、痴呆や認知能力の喪失という症状が発症したのだ。また、恐怖消去という恐怖心を呼び起こす連想が徐々になくなる現象も起きなくなった。こうなると常に不安に苛まれるようになる。

 “宇宙の狂気”は実験から6ヶ月後も消えなかった。現時点では、そうした粒子から宇宙飛行士を完全に守る方法は存在しない。


9. クモウイルス:猛毒のクモの遺伝子情報を盗む細菌

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 WOウイルスはクモや昆虫の内部に棲む細菌だ。このウイルスは感染した細菌のDNAコードを盗むことで知られている。

 しかし、最近発見されたWOは、このタイプのとんでもないところから遺伝子を盗むことが判明した。宿主であるクロゴケグモである。具体的には、クモの強力な毒の情報を持つ遺伝子を盗むのだ。

 これはWOが細菌の細胞壁に穴を開けるためと考えられている。さらに宿主の免疫系に侵入するためにそれ以外の遺伝子も取り入れる。

 つまり、クロゴケグモをダシに、免疫に耐性を持つよう急速に変化するウイルスが見つかったということだ。その標的が今のところ人間ではないと聞いても、不安を拭うことはできない。


8. 第二断層

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 かねてから地震学者は、サンアンドレアス断層で予測されるマグニチュード8以上の地震が相当遅れていることを指摘してきた。なかなか地震が発生しない原因について、かなり不安を煽る説明がつい最近なされた。サンアンドレアス断層と平行に走る第二の断層が地域一帯を維持している可能性があるというのだ。

 ソルトントラフ断層は全長56キロメートル。これによって一帯の地震リスクについて即座に再調査が進められることとなった。

 新たに見つかった断層がサンアンドレアス断層のストレスの一部を吸収し、地震の発生を押させている可能性がある一方、地域に対する新しい脅威であると専門家は警戒する。


7. AIによる殺人マシン

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 有益な使い方もあるAIであるが、米ペンシルベニア州、カーネギーメロン大学の研究チームは絶対に実現してもらいたくない応用法を実演した。高度なニューラルネットワークに無差別に人を殺すよう教えたのだ。

 これは1993年のFPSゲーム『ドゥーム』を使ってなされたことだ。そのAIは人間のように画面を精査して、ゲームを操作する。また、ゲームエンジンの機能に関する知識も多少は備えている。それでも、人間のプレイヤーを制圧するのにさほど時間はかからなかった。

 AIは殺害で”報酬”を受け、ダメージや死亡ならびに射撃は”不利”と学習した。これが組み込まれたのは、当初AIが考えた最適戦略が常に発砲し続け、視界に入った者を誰彼構わず打ち倒すというものだったからだ。

 今のところテレビゲーム内にしか存在しないが、この殺人マシンをさらに高度化したものが現実世界に放たれたら・・・

6. カロリーナの者

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 ノースカリフォルニア州立大学の古生物学者が、恐竜よりも古い、クロコダイルの初期の親戚だと思われる未知の種を発見した。

 2億3,000万年前に絶滅しているとはいえ、それが地上を歩き回っていたのだから想像するだに恐ろしい。その名もカルヌフェクス・カロリネンシス(Carnufex carolinensis)、カロリーナの者という意味だ。全長3メートルあり、人間のように二足歩行をしたというのだからぴったりの名だろう。

 水生ではなく、野原を歩き回り、おそらく近寄るものをあっという間に仕留めていたと思われる。歯は刃物のようで、現存する近縁の種よりも敏捷だった。恐竜が登場するまで、肉食獣の頂点に立つ動物の一種だった可能性が高い。


5. 口の中を移動する丸い斑点(寄生虫)

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 ジョナサン・アレン教授は、口の中にできた荒れた感じの丸い斑に納得のいく診断ができないでいた。やっかいなことに、その斑は定期的に移動しているかのようだった。検査をするうちに、それが口の前の方に近づいたことに気がつく。そして、皮膚の下に小さな寄生虫を見つけた。
 
 幸い、教授はたまたま無脊椎動物の専門家であり、そうした症状に怯むことのないこの世で数少ない人間だった。自分の体から身悶えするかのような寄生虫を摘出し、彼を含めアメリカで13人しか事例が知られていない寄生虫を特定した。この招かざる客は、のちに発表された論文で”バディ(相棒)”と命名された。


4. ホラー映画の効果音のような木星の声

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 NASAの探査機ジュノーは木星で20ヶ月分に相当するデータを収集するという任務についている。もっとも接近したフライバイでは、アイオワ大学の録音機器を用いて、木星のオーロラからのゆっくりとした電波放射に”聞き耳を立てた”。

 それからデータを音声ファイルに変換。その結果が、宇宙の深淵から届いたほとんどホラー映画のサントラのような代物だ。甲高い金切り声のような音は、見たくもない最恐映画の最恐シーンにぴったりだ。


Juno Listens to Jupiter's Auroras


 これにはきちんとした科学的な目的がある。太陽系の中でこの種のものとしてはもっとも強い放射は、起源が明らかではない電子によって発生している。科学者はその起源を突き止めようとしている。


3. 誰かに見られているような気味の悪い感覚の正体

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 誰かから見られているという、あるはずもない感覚に襲われたことはあるだろうか。まわりに誰もいないのに、視線を感じるなど気味が悪いことこの上ないが、どうやらその理由が解明され、しかも再現までできるようだ。

 こうした経験をする12人の患者を調べたところ、自己認識に関連する脳の領域に障害があった。このことから体の位置に関する信号が誤って解釈されることが原因ではないかと仮説が立てられた。そして、実験の一環として、ロボットに被験者の指の動きを真似させて、棒状の物でその動きに沿って被験者の背中をなぞらせた。

 ロボットの動きが被験者の指の動きと完全に一致しているときは特に何も起きなかった。しかし、動きがズレ始めると、被験者は背後に誰かが立っているかのような強い感覚を覚え、その多くが実験の停止を求めるほど恐怖に怯えた。目に見えない存在に向かって吸い寄せられるような感覚も報告されている。


2. クモをゾンビに変えるカリバチ

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 最近、寄生性のカリバチとあるクモの一種との間に特別な関係があることが判明した。そのカリバチがクモを利用して、繭を守る強靭な巣を作ることはかねてから知られていた。しかし、その方法が相当に変わっている――クモを洗脳されたゾンビに変えるのだ。

 メスはクモの腹に卵を産み付ける。それが孵化すると、幼虫はクモの神経系に取り付き、血を啜りながら化学物質を放出する。これによってクモは心を失くし、カリバチの巣作りの奴隷となる。

 クモの糸は、通常のものと違い紫外線を吸収せず、反射するようになるため、獲物を捕らえる力もなくなる。事が済めば、幼虫はゾンビの奴隷を美味しくいただき、繭を完成する。


1. マシューの顔

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2016年に発生した台風マシューは、2007年のフェリックス以来となるカテゴリー5の台風だった。甚大な物的人的被害を引き起こし、ハイチでは500~1,300名もの死者が出たと推定されている。

 上のイメージは10月4日にNASAの気象衛星が撮影した赤外線画像だ。ニヤリと嗤うかのような頭蓋骨にそっくりで、眼窩にあたる部分は文字通り台風の目にあたる。

 単なる偶然だろうか。おそらくそうだろう。だが、何か薄ら寒くなる。

via:10 Horrifying Recent Stories From The World Of Science

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