ちょっと前には、アンジェリーナ・ジョリーのようなぷっくりとした唇が流行し、世界中の美意識の高い女性らが、競うようにして唇に、ヒアルロン酸などを注入するといった整形術が一世を風靡したが、その他にも様々なちょっと奇妙な整形術があるようだ。
海外サイトで9の整形手術例がまとめられていた。日本のものに関しては「ん?」となったが、とりあえずこれらの整形手術が実際に一部行われていることは確かなようだ。
1.手相の整形
日本では、未だに手相が未来を告げると信じられており、自らの運命を手相が担っていると思っている人も多いという。(と記載されていた。)、手相を変えることで、運命を変えることができるとシンプルに考える人もいるのだそうで、手相の整形手術なるものが存在する。それを可能にしてくれるのは、基本的な手相の知識があって電気メスを使える有能な整形外科医だ。5本から10本の線を変える場合、その手術にかかる時間は大体15分ほどだそうだ。
2.目の色を変える手術
こちらの方は既に過去の記事で紹介したものだが、もともとは、虹彩異色症や眼白子症などを治すのを目的として、ケネス・ローゼンタール医師が開発した人口虹彩の埋め込み手術は、現在永久に目の色を変えたい人々のための整形手術としても宣伝されている。
人口虹彩は薄く、人口眼内レンズ(人口水晶体)に用いられる眼科用シリコンと同じ素材で作られた無害な人口器官だ。その虹彩は非常に柔軟性があるので、長さ約2.8mmほど切開した角膜周辺に折りたたんで挿入し、本来の虹彩の上に広げることができるのだ。
現在人気が高まっている"眼に関する美容整形"の実績を持つBrightOcular社のサイトによると、この手術は"短時間かつ安全で無痛"であり、片目あたり15分程度で済むという。またBrightOcular社は、「"虹彩インプラント"は、よくレーザーを使って行われる"目の色を変えるため虹彩からメラニン層を取り除く手術"とは違い、合併症を起こした時や患者が元にもどしたくなった場合もすぐに摘出できます。」といっている。
3.足のフェイスリフト
美容整形はついに足の分野まで進出を果たした。NYCフットケアの外科部長であるオリバー・ゾン医師は、肥大したつま先の修復などを含む保険外治療を専門的に扱う。その一方で彼は"フット・フェイスリフト"なる治療も行う。それはつま先をより細くするための施術と、"見た目を良くする"ことを含めた手術だ。
NYCフットケアは人気上昇中の整形の一つで、足の幅を詰めて脂肪を減らすような保険外の足の手術は4千500万ドル(4億円超)の産業になっている。ゾンの手術を受ける患者の大半はハイヒールや細身の靴をちゃんと履きたいという女性なのだ。
しかしながら、この手術には重い副作用があるとして、推奨しない医師も多い。ABCニュースによると、この手術がうまくいかなかった場合、つま先の奇形が引き起こされることがあるという。ゾンが行う手術には様々なものがあるが、もっと細身の靴を履けるように足の小指を切断したい、という希望には応じないようだ。
4.ヒゲの移植
トルコでは、景気の良い医療分野がヒゲの移植術で急成長で利益を上げているようだ。ハゲている人が訪れる場所として長年親しまれているトルコの美容外科では、その技術を応用し、頭髪の移植術のみならずヒゲの移植術をはじめた。現在、中東やヨーロッパ、そしてアジアの男性達が鼻の下に男らしい髭を付け加えようとイスタンブールにやって来るという。
その施術には毛包抽出と呼ばれる技術が用いられる。これは、体の中で特に毛が密集している部分からまとまった毛を取って、口や頬の周りに移植して髭を増やすという方法だ。
手術は局所麻酔で行われ、手術には5時間ほどかかる。美容外科医によるとその費用は高くても5,000ドル(50万円)ほどだという。旅行代理店は"イスタンブールでお買い物"や、"地中海沿岸のビーチにある隠れ家でまったり過ごす"といったプランにヒゲ移植手術を組み込んだ"移植パックツアー"を売り出し始めている。
5.ポーカーフェース・ボトックス
無表情な顔になりたい人はいるだろうか?プロのポーカープレイヤーなら欲しいと言うだろう。NYシティのジャック・バーディー医師は"ポーカートックス"を勧めている。その施術では怒り、落胆、そして喜びなどの表情をゲームの相手に読み取れなくなるよう、筋肉が一定期間動かなくなるボトックス注射を患者に打ってくれる。費用は平均600ドルから800ドル(6万から8万円)、そしてその効果は3ヶ月から4ヶ月ほど持続するという。
6.口角リフト
投稿掲示板サイト「Reddit」 のアジアの流行をテーマにしたスレッドには、口の端を上げるために唇の両端に小さな切込みを入れる"口角リフト手術"が投稿されていた。
Reddit ユーザーの”anthissomesh*t”からの投稿写真には、道化師のように口の端がひどくはっきりした女性が写っていたが、それが本物かどうかは確認できなかった。韓国にあるAone形成外科のビデオによると、これは"スマイル・リプト"(唇とリフトの造語)という施術で、"下がった口角"を直し、実際に笑わなくても微笑んでいるようにしてくれるそうだ。
[Eng.Ver.] Korean Plastic Surgery: Mouth corner lift - Smile Lipt
これは口角が下がっていたり、左右が不均等な患者や笑顔に自信がない人達にとって理想的な手術だという。
7.アジアの二重まぶた手術
韓国の女性は欧米のセレブ達のような二重まぶたの手術にかなり夢中になっている。多くのアジア女性の目元には現れない"白色人種特有の二重まぶた"を作ることは歯医者に行くのと同じくらい日常的になってきている。白色人種特有の二重まぶたは、二重のラインが大きいのが特徴だ。国別の一人当たりの手術数で最も多いのは、ブラジルを凌ぐ美容整形大国の韓国だそうだ。
二重の手術では、目をより大きく丸くするために目尻の切開をする場合もある。これが患者の自信につながるという医師もいる。"アジア圏内トップの美容整形都市"と呼ばれるこの地域でも人気があるというSeo Jae Don Plastic Clinicを経営するセオ外科医は、美しい顔を実現するための"まぶたの手術"から"鼻の仕立て直し"まで、幅広い手術を一日に100例以上も行う。
8.エクボをつくる
エクボを持って生まれる人はそう多くはない。しかし美容外科医はそれを作り出すことができるのだ。エクボを作るには、頬の内側を少しだけ無痛切開する。その傷は頬の外側には現れない。そして体内に吸収される細い縫合糸をエクボを出したい部分の皮下で受けて結ぶ。最初のうちは笑顔にならなくてもエクボが見えるが、数日経つと笑っているときや、顔を動かした時だけ現れるようになる。
9.背を伸ばす手術
ニューヨークに住むある男性は、人口的に身長を伸ばすための苦痛を伴う四肢延長手術を耐え凌ぎ、およそ15cmも"成長"した。彼がその手術に踏み切った動機は"見栄えを良くする"ことにあるようだが実際には小人症や四肢の障害などで苦しむ大勢の患者が、現在この外科的な四肢延長術を受けているのだ。
この珍しい施術を行う医者は全米でも数人しかおらず、その費用はざっと85,000ドル(約840万円)ほど。これは苦痛を伴い、長い時間を費やす必要があるうえに費用も高い、という途方もない手術だ。だが15cm成長した"ニューヨーク男性"のような人々だけでなく、生まれつきの背の高さを超える身長を自力で獲得しなければ運命を受け入れるしかない多数の人々にとっては痛みや時間や費用などの代償はささいなことなのかもしれない。
via:9 Weirdest New Types of Cosmetic Surgery
☆期待していた場所の整形がないがな!