おもちゃは楽しく遊ぶために作られるものですが、中には教育上好ましくないものもあります。不健全であったり、差別的であったり、文化・宗教的にまずかったり…。
そんな「これは子供には与えたくない」と評されていたおもちゃを、いくつかご紹介します。
1. リボーン・ドール
驚くほど本物の新生児そっくりに作られたこの人形は、実際に間違えられて警察が出動する騒ぎを何度か引き起こしています。
オーストラリアでは意識がない赤ちゃんと間違えた警察が、家の窓を壊して救出しようとした事件がトップニュースを飾ったこともあります。購入者のほとんどが年配女性で、趣味であったり、我が子を亡くした心の傷を癒すのが目的とのこと。
恐ろしく精巧で似ていることから「気味が悪い」とメディアが報じ、それが理由でデパート業界は陳列を拒否しています。
2. GTA(グランド・セフト・ オート)
6歳の男の子がスクールバスに乗り遅れたときに考えたのは、自分で運転して学校に行くということでした。当然ながら途中でぶつかって止まったのですが、それまで6マイル(10km弱)も運転していたそうです。
報告によると、男の子は警察に運転の仕方をGTAで学んだと語ったことから、ゲームがやり玉にあげられました。その後は保護観察となり、両親も子供を危険にさらした(child endangerment)罪で起訴される結果となっています。
3. Pepa Pig
一見したところ、なんら問題のないキャラクターですが、イスラム過激派がイスラム法を破っていると非難したことから販売禁止になりました。豚であることが問題だったようです。
4. ゲイ・ボブ
世界初のゲイの人形で1977年に発売されました。13インチの金髪の人形で、ピアスをし、フランネルシャツとタイトジーンズ、カウボーイブーツを履いています。顔はロバート・レッドフォードとポール・ニューマンを組み合わせたものであるとのことです。
5. マオリ・レゴ
2001年に、ニュージーランドの先住民族マオリ族の団体が、レゴ社を提訴すると通知しました。レゴ社が製造販売しているバイオニクル・シリーズの6つのキャラクターが、マオリ語からとられたものだと言うのが理由です。
レゴ社は商品名を変更し、それ以来、他の言語で一般に使われている生物名の使用をやめています。
6. ポール・ダンス人形
この人形は回転し、ライトもぱちぱちと点滅し、ディスコ・ボールにポールもそろった本格的なもの。しかし、女の子に渡すおもちゃとしてはどうかと物議をかもしました。人形そのものは伝統的なかわいいものですが、ストリッパーを育てるならこのおもちゃ、などと評されています。
7. シェイブ・ザ・ベイビー
赤ちゃんの毛を剃ってあげようというコンセプトのおもちゃ。まず、赤ちゃんの毛を剃ることが楽しいことなのか疑問ですが、明るいオレンジの毛が足首周りや、脇、股などに生えており、その毛深さにぎょっと出来ます。
8. アドルフ・ヒトラー・アクションフィギュア
アメリカの人形師、マイク・フォセラ氏によるものですが、ナチのアクション・フィギュアとしてヒトラーのほかにヨーゼフ・メレンゲも製作しており、ゲシュタポの指導者のハインリヒ・ヒムラーや、宣伝大臣だったヨーゼフ・ゲッベルスも製作する予定だそうです。
その他、子供には不適切だと評されているおもちゃ
9.
設計段階で気づかなかったのか。
10.
バズ…。
11.
今となっては不吉なものに。
12.
おもちゃというか遊具ですが、デザインって難しいです。
製作者は夢や希望を持ってデザインしたのでしょうが、意図した通りのものが出来るとは限らないようです。
13 Most Controversial Toys Ever
☆いいのが、そろってるねぇ~!