友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

期待の無い人生は楽しくない

2021年04月09日 17時48分33秒 | Weblog

 陽射しはあるが、冷たい風が強く吹いている。チューリップは無惨な姿になってしまった。やっぱり来年は、チューリップを植えるのを止めよう。来週は花を全て切り取り、しばらくはそのままにしておくが、次にこの鉢に何を植えようか?やっぱり赤いサルビアがいいのかな。

 何かを期待して、そうならなければ落ち込むが、期待の無い人生は楽しくない。人生で一番大きな期待は何だろう。小室圭さんが母親の婚約者との金銭トラブルについて、A4用紙24枚に説明し4枚に要約して公表した。宮内庁の西村長官は「非常に丁寧に説明されている」と評価していた。

 私は余り詳しく知らないが、母親の婚約者という人はどういうつもりなのかと思ってしまう。彼はどうして母親との金銭問題を表に出したのか、父親代わりというなら、なぜ圭さんと眞子さんの結婚を祝ってやらないのか、不思議だ。

 男と女の「愛」は、ふたりにしか分からない。ふたりが「愛し合っている」なら、他の人がとやかく言うべきではない。「純愛」だろうと「不倫」だろうと、他人が口にするのは妬ましいからでしかない。「結婚」することも、「離婚」することも、他人が口を出すことではない。

 昨日の朝日新聞に、瀬戸内寂聴さんが橋田寿賀子さんを訪ねた時のことが載っていた。ふたりは「『戦争』を空気や水のように呑みこんで育った」とある。「戦争反対」で手をしっかり握り合った。橋田さんは不倫や殺人を描かなかったが、瀬戸内さんは逆に「不倫」を追った作品が多い。

 これはテレビドラマの脚本家と小説家の違いだと思う。脚本家は見ている世界により引き付けることを狙うが、小説家は読み手に想像させることしか出来ない。でもなぜか私は、橋田ドラマを1本も見ていない。不思議だ。

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人もいろいろなら、教育もいろいろ

2021年04月08日 17時27分45秒 | Weblog

 体育館の前で新1年生らしい男の子と若い男の先生がじゃれ合っていた。男の子は大声で何かを叫んでいる。男の先生はその子を捕まえて、「そんなに嫌か。先生を叩いてもいいぞ」と言うと、男の子は両手を振り回して先生を叩き始めた。

 それでも何か気に入らないようで、今度は足で先生をキックする。傍で女の先生がその様子を見守っている。男の子は何度も叩き、何度もキックして何かを叫んでいる。女の先生がこの子の担任のようで、「さあ、中に入りましょう」と声をかけるが、男の子は嫌々をするばかりだ。

 どうやら集団生活に慣れない子のようで、指導に困っていたのを男の先生が手助けしているのだろう。男の先生は、「じゃー先生が捕まえちゃうぞ」と男の子を抱き上げると、男の子もやっと観念したようだった。男の子は先生に甘えたかったのかも知れない。

 私は小学校で勤務したことは無いが、居残り教室を手伝ったことがある。周りをバカにする振る舞いが目立つ攻撃的な子がいて、先生に対しても反抗的だった。これは推測だが、両親に抱かれたことが無いのではないかと思うほど、心が枯れていた。

 テレビニュースで岐阜市に、不登校の子を集めた市立中学校が開校したことを知った。図書室にはひとり用のテントが置かれ、ハンモックが吊るされていた。どういう授業をどのようにするのか分からないが、学校教育は一律に行う時代ではなくなってきたようだ。

 人もいろいろなら、教育もいろいろなのかも知れない。茨城の新1年生はカミさんに、今日学校でやったことや友だちが出来たことを報告してきていた。

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孫娘3人の入学式は同じ服だった

2021年04月07日 17時41分41秒 | Weblog

 昼を過ぎた頃から、風が強く吹くようになった。チューリップの花が右往左往している。こんなに痛めつけられては、土曜日まで花は持たないだろう。今日、次女の娘は小学校の入学式で、校門での写真に続いて、体育館に入場して来る様子を動画で送ってくれた。

 「背は高い方」と自慢していたが、歩く姿は堂々としている。我が家の家系には見られない落ち着きぶりだ。カミさんが着ているワンピースを見て、「わあ、これ!」と感激している。長女の上の娘が着て次に下の娘が着たもので、従妹も着たから20年は経っている。

 物持ちがいいというより、同じものを姉と妹は着せたかったようだ。カミさんは茨城のコロナの感染状態を気にしている。大阪や東京など、コロナの感染が再び増えている。これまで言われてきた感染対策を徹底的に実施する以外に手はないようだ。

 欧州でも再び感染が広がっているというから、絶対的な感染防止策は無いということなのだろう。人間は物質に恵まれた生活ばかりを求めてきたけれど、コロナ禍で生活の価値観を根本から見直すことが無理強いされているようだ。

 孫娘の3人が同じ服で入学式に臨んだのはそんな知恵だったのだろうか。小6になった長女の下の娘は、「好きな子と一緒のクラスになれなかった」と言う。小6ともなると、異性を意識するようになるのだろう。小6の時、私は思いもよらぬ同級生の女の子から年賀状をもらったことを思い出した。

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今朝は小学校の入学式だった

2021年04月06日 17時19分18秒 | Weblog

 

 朝のうちは穏やかだった。新1年生がパパママと一緒に登校してきた。卒業式ほどの派手さはないが、ママの中には着物姿が見られた。子どもたちは男の子はブルーの上下が多かったが、女の子は上下とも白、上は白でスカートはブルーが多かった。式場の体育館から出てきた時、真っ白な上靴が目についた。

 教室にはママしか入れないようで、パパは運動場から中の様子を見ていた。木陰で祖父母らしき1組が孫が出てくるのを待っていた。陽射しもあり、今日は入学式にはピッタリだった。私はルーフバルコニーで、誰が見に来るのか分からないのに、見栄えがするようにチューリップを並び替えた。

 それなのに、午後からは南東の風が強くなり、またしてもチューリップをいじめる。花弁が風でちぎれそうになっている。何とも自然は酷いことをする。年齢からすれば当然なのだが、葬儀の知らせがよく届く。現役を引退しているから、家族葬で行う人が多いが、そのため出席すべきか悩むことがある。

 家族葬でも生前、親しかったり恩義があったりすれば参列させてもらうが、ほとんど話したこともないとか、知人の身内となると顔も知らないので遠慮させてもらう。私は娘たちに、葬儀はしなくてもよい、墓も作らないと言ってある。ただ、年賀状を交換してきた友だちや知人には死亡を知らせて欲しいので、死亡通知名簿と通知ハガキの文面は作って、パソコンに保管してある。

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池江璃花子選手の頑張りに涙した

2021年04月05日 17時18分21秒 | Weblog

 酷い。よく晴れていたが北風が強く、チューリップは皆大きく俯いてしまった。中には花弁を風にもぎ取られてしまったものもある。せっかく育ててきたのに、何と哀れな姿なのか。この風の中、聖火リレーが愛知県内を走った。

 新聞を見て、私は自分の無知に気が付いた。リレーと言うから一筆書きで、福島から東京の開会式の競技場へと引き継がれるものと思い込んでいた。リレーを実際に見た訳では無いが、新聞の書き方では今日、11区間をそれぞれに走るようだ。

 1区間は0.4キロから2.9キロまでバラバラで、時間も10分ほどから40分ほどを見込んでいる。オリンピックの火を絶やさずリレーするというより、オリンピックに向けたイベントなのだ。コロナ禍を心配して聖火リレーを中止する自治体があっても、支障は生まれない訳だ。

 オリンピックは本当に出来るのだろうか。昨日、競泳の女子100メートルバタフライで池江璃花子選手が1位になった。電光掲示板を見て、一瞬ボーとしたように見えたが、すぐに涙が溢れてくるのが分かり、私までもらい泣きしてしまった。

 白血病から復帰して僅か1年ほどしか経っていない。スラリとした身体は色白く、元のようでは無いように見えた。よく頑張ったと思う。この子のためにはオリンピックを開いて欲しいと思うが、いや、幻で終わる方が良いのかとも思う。酷い。

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きっと良い日がやって来る

2021年04月04日 17時31分07秒 | Weblog

 暖かい日が続いたので、咲いてしまったチューリップが多くなり、今年はなかなか咲き揃ってくれない。土曜日の朝、まだ咲いていない鉢を陽当たりの良い南に並べてみた。今日は朝からシトシトと雨が降り、チューリップにとっては太陽に当たらない恵みの一日となった。

 バラの花芽も大きく膨らんできた。新しい芽の周りにたくさんのアブラムシがついている。どこからやって来たのだろう。我が家のルーフバルコニーは地上から30メートルはある。カマキリやトカゲを見かけることがあるが、どうやってここまで来たのか不思議だ。

 ミミズや雑草は、花を買った時の土に含まれていたのかも知れない。我が家で大きく育ったミミズも何匹かいる。1匹では子孫が生まれないから、必ず1鉢に2匹以上は入れておく。すると土を入れ替える時に、孵化したばかりの白いミミズを見ることがある。

 大きく成長できるミミズは多くないのに、時には鉢から飛び出して干からびてしまっているのもいる。鉢の中に居れば、いつかは他のミミズに巡り合え、産卵に結びつくかも知れないのにと嘆いてみるが、ミミズ自身は新天地を求めていたのかも知れない。

 チューリップもバラも今年は減らしてしまったので、やっぱり見栄えがしない。ジャスミンも1鉢、剪定が悪かったのか枯れてしまった。誰かが、「チューリップが見たい」とやって来たら、もちろん歓迎するが、感激を与えられないことだけに残念だ。

 「希望のために扉はいつも開けておきましょう」と友だちは言う。悲観していては滅入るばかりだ。求めなければ変わらない。きっと良い日がやって来る。そう、信じよう。

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「矛盾しているよな」って?

2021年04月03日 17時28分35秒 | Weblog

 茨城へ出かけて行った孫娘2人と曾孫を迎えて、次女のところはとてもにぎやかになった。子どもたちの交流の様子を度々送ってくれる。小6になる孫娘の歌に合わせて、次女のところの小1になる孫娘が創作ダンスをしている動画はとても可愛い!

 見ていた私が、「子どものクラシックバレエの発表会にこの子を連れて行ってくれると、『私も踊りたい』と言うかも知れないね」と期待を込めて話すと、一言「ムリ」とカミさんは断言する。あのね、次女に言われるならまだわかるけど、「どうしてあなたがそう言い切るの」と言い返したくなった。

 私の希望を言っただけで、なぜ頭から否定するのだろう。最近はそういうことが多くなった。年寄りの特徴なのかも知れない。先日、友だちに誘われて、モーニングコーヒーを一緒にした。9時半の約束を10時にしてもらうために電話した。

 カミさんは「モーニングを食べたいから9時半と言っているのに、失礼じゃーないの」と言う。30分遅くしてもらっただけで、そんなに相手の時間配分を狂わせることになるのだろうか。それでも、相手の気持ちも考えずに悪いことをしたと気が付いた。どうも年寄りはマイペースだ。

 喫茶店には私たち以外は全員女性だった。友だちが「コロナ禍で生活に困っている人が増えている。何とかならんのかと思うけど、なかなか、みんなが公平な社会は難しいね」と言い、「ぼくたちは優雅に朝のコーヒーを楽しんでいるけど、80歳過ぎても働かなければ生きていけない人もいる。矛盾しているよな」と言う。

 

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蜷川実花さんの描く『虚構と現実』

2021年04月02日 17時23分28秒 | Weblog

 強い風に煽られて、桜の花弁が宙に舞い上がる。何時しか道路は花弁で埋め尽くされ、まるでピンクの世界だ。強い風が吹かなければ、今週末までは満開の桜を楽しめたのに、自然はなんと無情なのか。せっかくのピンクロードを車が無情にも踏みつぶしていく。

 昨日、松坂屋美術館で開催中の蜷川実花さんの展覧会を観て来た。もっと早く行って、ぜひ観て来るといいと皆に伝えるべきだった。彼女がいろんなところで活躍していることは知っていたが、実のところ何も知らなかった。これは良い機会だと思い、出かけてみたがショックだった。

 最初の部屋は写真撮影が許されていたが、私はケイタイを持ち歩かないので、美術館のページのものを借用した。観てのとおり、桜の花が床に壁に映し出されて、否応なしに彼女の世界に引きずり込まれていく。色とりどりの花に囲まれ、優雅な気持ちになる。

 けれど次の部屋は、写真と文章で構成されていて、演出家の父親との別れが、いつもと変わらない日常に訪れる。そして最後の部屋では、2台のプロジェクターを使って直角の2壁に、街角を行き交う人々、花魁やダンサーや美しい花たち、金魚やクラゲなどが延々と映し出される。

 なるほどと思った。展覧会のテーマは『虚構と現実』である。全てのものは金魚の泡のようにいつかは消える。美しい花も女優も著名人もいつか終わる時が来る。人間が見ている世界は現実なのか、虚構なのかと問うている。芸術は現実を写しながら虚構を、虚構を描きながら真実に迫る。4日までなので日に余裕が無いが、ぜひ、観て来て欲しい。

 

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