少し肌寒い。陽射しはあるが風が強く、室温は17度である。東京都の小池知事が、「東京には来ないで」と言っていた。コロナ感染者が増えてきているので、人の流れを抑えるしかないための呼びかけである。人と人とが出会わなければ感染は広がらないが、現実には無理だろう。
ワクチンを打つようにとのコマーシャルがテレビで行われているが、医療従事者ですら全員にいきわたっていない。自治体によっては接種券を郵送しているが、どこでどういう方法で接種するのかは明らかではないし、接種券が郵送されていないところも多い。
まあ、後手後手なのは仕方ない。カミさんはワクチンを早く打ちたいようだが、私は一番最後でいい。打ちたい人がいるなら、その人に譲りたい。緊急に必要な人、困っている人を優先していいのではないかと思っている。
「東京に来ないで」と言うのに、オリンピックは開催出来るのだろうか。いや、小池知事も政府もきっと無観客でもいいからやるつもりだろう。それで、どれだけの国の参加が見込まれているのだろう。参加する国の選手の中には辞退者もいるはずだ。
開催してしまえば、「コロナ禍の中で負けなかった五輪」と、大いに成功を宣伝するだろう。権力者はいつも、「判断は正しい」からだ。愛知県知事のリコール運動は必要な数の署名が集まらなかったばかりか、集まった署名の8割が不正だった。
けれども、リコールの責任者である高須院長も田中事務局長も「全く知らない」と言う。河村名古屋市長も「分からなかったことは申し訳ない」と言うだけだ。東京五輪が開催できなくなったなら、関係者はどんな言い訳をするのだろう。