車の1年点検の為、いつもの修理店に車を届けた。「すぐ、終わりますよ」と言ってくれたのに、「喫茶店に行って来る」と伝えて、友だちが「年金喫茶」と名付けた店に行く。文字通りひとりで来ている高齢者が多い。
高齢の夫婦は別々の週刊誌を見ていて、ほとんど会話も無い。年寄りの男性たちは大谷選手の活躍や田中投手が打たれた話で盛り上がっている。中には新聞を拡げて、トランプ大統領の関税政策を批判し、「株は大丈夫かな」と心配している。
私は映画「ゲッベルス」を思い出し、トランプ大統領にもゲッベルスのような参謀が居るのだろうなと思った。ヒットラーも初めはソ連と不可侵条約を結び、チェコやポーランドを支配下に置こうとした。
何か現在のトランプ大統領と似ている。強気で攻めて、相手が折れて来ると和平を結び、自国の安泰を図ろうとする。全く、自分の国のことしか考えていない点でヒットラーとトランプは似ているし、政治手段も似ている。
キリスト教の国には街に教会があり、イエスの言葉を学ぶ機会はいくらでもあった筈なのに、ふたりは心打たれることが無かったのだろうか。国の現状を変えることが出来るのは、政治家しか無いとの思いに至ったのだろう。
日本にも各村落に寺が建てられ、坊主が毎日お経を読んでいる。「経典を読み上げるより、お経の意味を解説したら」と、坊主に進言したが叶わなかった。寺院は名所めぐりの場所になってしまい、釈迦の教えは語られることが無い。
明日は友だちが誘ってくれたので、名古屋の東別院ホールで行われる作家の五木寛之さんの講演を聞きに行く。五木氏は大江健三郎と同世代の人、なぜ、親鸞に心惹かれるのか、そんな話が聞けそうだ。
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