友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

民進党が受け皿にならない理由は

2017年07月17日 17時56分15秒 | Weblog

 アメリカでオバマ大統領が誕生した時、「私と同じ歳ですよ」と言った47歳の彼は、1期目の地方議員だった。「無党派・市民派の勉強会」のメンバーで懇親していた席だったと思う。欧米では若くして大統領や首相になるが日本にはその土台がない。年配者を敬い遠慮するところが日本人にはある。年配者に言わせれば、「最近の若い者は先輩を立てない」ようだが、私はそんなことはないように思っている。

 昨日、選挙の応援に行っていた最中に、高校の同級生から「学校の正門が登録有形文化財に指定された」とメールが届いた。母校の正門は大正12年に竣工されたもので、県下には同じように建てられた正門がまだ他にもある。私の父も兄も同じ学校の卒業生だから、この正門を通ったのかと思うとヘンに嬉しい。私が通った小学校はもっと古い明治6年の開校で、私たちが6年生の時に学んだ校舎も登録有形文化財に指定され、今は市郷土資料館になっている。

 古い建物や習慣などを大切にすることと、新しいものやことを作り出すことは、矛盾しないはずだがなかなかそうなっていかない。東京都議選挙は自民党の大敗だったが、同時に民進党の敗北でもあった。自民党の惨敗が民進党の躍進にならなかった原因が党内で、蓮舫代表の二重国籍にあると論議されている。この程度の低さこそが国民から受けない原因だ。自民党に代わって民進党に政権を任せたい、信頼できる議員が民進党にいない。

 FBに、「民進党の衰退は、国民に求められていないから。今のままの民進党は自民党に敵対する勢力にもなりきれない。自由党の山本太郎一人の方がよほど正論を吐くし、反自民の受け皿になれる」と山本太郎支持が載っていた。「民進党は自民党と同じように利権へのしがらみが有り、(略)国会内でも追求の言論の力の無さを露呈した」と説き、「野田を引退させ、小沢を三顧の礼を尽くして迎え入れ、自由党・共産党と手を結んで反自民の受け皿を誕生させなければならない」と結んでいた。

 またしても小沢一郎さんの登場には、「年配者を敬う」気持ちの私でも疑義があるが、確かに転換する時期かも知れないとは思う。『週刊ポスト』が落選運動を提唱していたけど、どんなことをするのだろう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする