友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

姉を見舞いに行ってきた

2015年09月16日 17時47分08秒 | Weblog

 姉を見舞いに行ってきた。相変わらず元気で顔色もよく、穏やかな表情だった。何かの話の時に娘である姪っ子が、「知ってるの?」と聞くと、「私は頭がいいから知っている。あんたは頭が悪いね」と娘に向かって言う。この後、カミさんが孫娘の写真をタブレットで見せるが、孫の名前を間違える。写真の感想を姉に尋ねると、「私は頭悪いから、よくわからん」と言うので、大笑いになった。

 すると姉は逆襲してきて、私とカミさんの頭は「どっちがいいの?」と聞いてくる。カミさんはどう答えていいのか分からず黙っていると、「分からんの?私と一緒だねえ」と言う。どこまで正常で、どこからボケているのか分からない。私の妹に向かって、「あんたは?」と話を振るが、妹は「私は頭悪いから」と答えると、「ふーん」と首を傾げる。意外に空気を読んでいるのかなと思う。

 帰路の途中、「お姉さんは本当に馴染んでみえるわね。ああいうところに溶け込めない人かと思ったけど、やっぱりひとりで暮らすより大勢の人と一緒の方が幸せよね」とカミさんは言う。妹のダンナも「病院にいた時よりもはつらつとしている」と、姪っ子が探してきてくれた施設が姉には「合っていた」と言う。施設の環境や方針、スタッフの気遣いや周りの入所者、いろんな要素が姉にはよかったのだろう。

 安保関連法案の審議が山場になっていることから、妹のダンナが「民主党はバカだ。泥棒を捕まえてから縄をなってるようじゃー遅い。中国は何してくるか分からんのだから軍備は絶対必要だ」と力説する。先日も酒の席で50代の男たちから同じことを言われた。「外国から攻められたらどうする」と言うが、なぜ攻めてくるのだろう。攻められないように軍備を増強しても拡大競争になるばかりで、「平和」とは言えないだろう。

 国家が無くなれば戦争もなくなる。難民も生まれない。国家を無くすような方向へ向かうためにはどうしたらよいのかを考えるべきだろう。「みんな戦争なんかしたくないですよ」と言うならなおさら、軍隊など必要のない世界を求めるべきだろう。「そんなの理想論だ」と言うが、理想と認めるなら理想を現実のものにすればいい。安保関連法案の採決はさせればいい。いずれ軍隊など不要な時代になるだろう。

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