友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

高遠のサクラ満開

2007年04月16日 21時32分17秒 | Weblog
 伊那の高遠へサクラを見に行ってきました。
 今日は私の誕生日です。それを意識してか、全く意識していなかったのか、4日ほど前にカミさんが急に、「月曜日は何も予定は無いわよね」と言う。「ウン、特には無いけど」と答えると、「高遠のサクラが満開だから見に行きましょう」と言う。「何時に起きればいい?」と言うので、「6時出発が限度だろうね」と話した。起床したのは5時30分だったが、6時に出発することはできると思っていると、「パンとコーヒーくらいは食べていきましょう」となかなか悠長なことを言う。結局、出発は6時30分を少し回ってしまった。

 駒ヶ根サービスエリアでお茶を飲んでいると、お客の女性が店員さんを捕まえて、「これから高遠へ行くのだけれど、高速は空いてるのね」と話す。すると店員さんは「降りてからが混むんですよ。できればシャトルバスを使われた方が良いですよ」と言う。やはり平日でも見に来る人はいるのだ。どうするべきか、伊那インターを降りた時はそれほど車は無かった。観光バスも見なかった。それが城跡の公園に近づくに従い、車は増えた。それでも渋滞にはならずに流れていたので、この流れに任せることにした。河川敷の無料駐車場にスムーズに入ることができ、しかも余り遠くない都合の良いところに留めることができた。

 高遠は寒かった。日差しが無いせいだろうが、気温は8度から10度くらいだ。花見の客の中にはダウンの外套を羽織っている人がいるくらいだ。暑くなれば脱げばいいからと思ってセーターを着てきたが正解だった。城跡の公園に入ったのは9時を過ぎだったが、この時は案外に人が来ているなと思った。それが10時を超えると、にわかに人が多くなったように感じた。平日のデパートのお客の大半がお年寄りであるように、ここ高遠の花見の客もお年寄りか、婦人のグループが圧倒的に多い。

 高遠のサクラは、タカトウヒガンザクラという種類のもので、ソメイヨシノとは違って花がピンク色だ。芯の部分は紅色といっても良いくらいに赤い。だからとても華やかだ。明治になってから植えられたもので、200年近い時を経て、それはそれは見事という他に言葉が無い。初めにこの城跡に1500本のタカトウヒガンザクラを植えようと思いついた人はエライ。今から計画しても百年、2百年先でなければその見事さはわからないのだから。わからないことに人々は金も労力も出さない。その良い例が、破産した北海道の夕張市だ。炭鉱がダメなら観光でと、次々に税金を注ぎ込んだ。コレを批判した市長候補はいたが、夕張市民は税金を観光開発につかう候補を当選させてきた。

 お嫁さんとその両親らしき3人で店を切り盛りしていた屋台で、私はそばをカミさんはラーメンを食べた。3人しかいないからなかなか注文にも来ないし、注文しても品物が出て来ないようで、お客はイライラしている様子だった。味はそれほどでもなかったが、かわいいお嫁さんに免じて良しとしよう。食べ終わって「雨が降ってくる前に帰ろうか」と駐車場へと戻った。すると案の定、雨が降り始め、「ウンがいいな」と自分たちをほめた。家には午後3時半前に着けたから、短い時間ではあったけれど充分に高遠サクラを楽しめた思いがする。

 明日は我が家のルーフガーデンで「チューリップを楽しむ会」を開く。どう勝負しても高遠のサクラとは差がありすぎるが、心を込めて育てた点では変わりない。よい天気になってくれることを祈るばかりだ。
 
 未だに複数の写真を掲載できない。どうして?
コメント
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