企業戦士

ここ数日の大きなニュースは、日揮社員等のアルジェリアでのテロの犠牲だ。
この人質事件で邦人10名の尊い命が奪われている。


資源のない日本企業は、その優秀な技能をたずさえて広く海外で活躍している。その企業の技術者達は企業戦士と呼ばれ、あらゆる地域で日の丸を背負って頑張っている。
危険地帯ではテロの脅威に気を使わなければならないはずなのに、日本じゃどの程度、気配りとお金を使わねばならないかが、わからない。


日の出直後に、政府専用機が羽田に到着する（25日）。
テレビ画像に映し出されている日の出が、美しくも悲しく見える。


ご遺体を迎える関係者達。寒い早朝にかかわらず背広姿で、白いシートに覆われた棺のケースに花束を添えて哀悼の意を表する。

　　
日揮の記者会見。
L-川名社長：無念さを押しこらえて、社員等への痛恨の意を誠実に述べている。
R-広報部長：連日、テレビで対応しているが、なかなか正確な情報が伝わらず、もどかしさと、同僚への悔しさで、時折口調が乱れる。

治安の保たれてるわが国において、想像できない事件であり、今後、海外でビジネスを行う企業にとって、どう安全を確保すべきか、難解な問題であるが、これを乗り越えて、企業戦士達が更に活躍する事を念じている。