先日お客様のMさんに真空管フォノイコライザーのキットを教えてもらったのでさっそく購入してみました。
一週間待って「やっときた」と喜んでいたんですが、よーく見ると何かが違う。。。
そう型番を間違えて購入してしまったんですね(笑)
返品するにも手数料や送料がかかるので友達に連絡したら買い取ってくれました。助かりました~
気を取り直して、こんどはちゃんと確認して購入。
そう、こちらが本来買おうと思っていたフォノイコライザーです。
間違えたのはグラフィック・イコライザー。型番も1番違いで形もそっくりなので紛らわしいですね。
ちゃんと確認しなかった私が悪いのですが(^^;
ここでなぜフォノイコライザーを買おうとしたかというと。
ヤギヤのオーディオシステムはアナログプレーヤーが2台あるのですが、プリメインアンプのPhono入力はひとつしかないんです。
これまではRCAのピンを抜き差ししていたのですが、面倒なので
「フォノイコライザーがあればいいな~」とずっと考えていました。
そこに安くて良さそうな製品を紹介してもらったのでした。
このフォノイコライザーはキットになっていて、自分で組み立てるのですが基盤はすでに完成していてハンダ付けも不要なんです。
ほんとにネジを回して組み立てるだけという超簡単なキットなのです。
開けてみると部品が個別に袋に別けられていました。
こういう細かいところが日本って感じがします。
基盤とケースはこんな感じで、
基盤には部品が取り付けられているので細かな作業はありません。
個人的にはハンダ付けが好きなのでちょっと残念(笑)
ドライバーで回してネジ止めするだけ。
基盤に並ぶ部品が綺麗です。
こうして整然と並ぶ基盤を見るといつも「街」を連想するんですよね。
どことなく都会っぽくないですか?
さて、完成するとこんな感じで、とてもシンプルなものです。
中の真空管が見えるように窓が付いてます。
電源、プレーヤー、アンプにケーブルを接続してスイッチを入れてみると
いい感じに光っています。
これ、後で知ったのですが真空管が綺麗に光っていると思っていたんですが、どうやら真空管のソケットにLEDか何かの照明が付いていてそれが光っているみたい。
ちょっとがっかりしましたが、電源スイッチのランプだと思えばそんなものです。
これを見て
「HIGHとLOWのツマミは何?」と思った方もいらっしゃるかも。
これがこの製品の特徴で、普通使われているRIAA特性カーブを変更することができるんです。
完璧にレコード録音時のカーブに合わせることはできませんが、大まかには当時の録音特性に合わせて音質を調整することができるんですね。
ヤギヤには新しいレコードの他にも1960年以前の古いレコードもあるので、このような機能は重宝します。
実際にこれを使って聴いてみると、ちょっと音が大人しくなるかな~?という気がしました。
原因はわかりませんが、プリメインアンプに内臓のフォノイコライザーだと元気に再生する音楽も、これを使うと大人しく聴こえるんです。
解説本にも書いてありますが、このキットは使っているオペアンプと真空管を取り替えることもできるそうです。
ネットではオペアンプを交換することで音質も変わったと投稿している人も多いので、そのうちオペアンプを交換して試してみたいと思います。