しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ブロッコリー <季> 三冬

2011-01-11 |  冬の草木・その他 の 俳句

◉ 子持花椰菜 ( こもちはなやさい )

ブロッコリー畑摂津がよく見ゆる ・・・・・ 岡井省二 [鯨と犀]
花の咲くブロッコリーを呉れにけり ・・・・・ 山尾玉藻 [火星]

花を食用とするキャベツが、
イタリアで品種改良され現在の姿になつたものです。
カリフラワーはブロッコリーの変種です。
日本へは明治時代に伝わり、
昭和40年頃から一般家庭の食卓にのぼり始めました。
食用とするのは蕾の状態の花序と茎で、
緑色の小型の花蕾(からい)を収穫すると、
側枝にも次々と小さな花蕾が生じて長い間採れます。
ビタミンB、ビタミンC、カロテンや鉄分を
豊富に含む栄養価の高い野菜です。
茹でて、サラダ、お浸し、和え物、炒め物、揚げ物、煮物など幅広く利用されています。

   [ アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜 : 地中海沿岸地域原産 ]

ブロッコリー取り立ての風匂ひけり ・・・・・ みなみ 

濃い緑の葉に、
花蕾が大きく育って固く締まって、
いかにも生命力の強そうなブロッコリーを、
散歩の時に目にします。

ブロッコリー
カリフラワー・ブロッコリーはキャベツと母種を同じくする別変種です。
ブロッコリーはカリフラワーより葉がずっと高く伸びます。
上部の葉腋につく多肉質の散房状花序はカリフラワーほど密ではありません。
変形の程度も少なく、緑色を帯びたものをブロッコリーと言います。
過湿に弱く、冷涼な気候を好みます。
春まき(早春に種をまいて夏に収穫する)と、
秋まき(晩夏に種を撒いて冬に収穫する)があります。


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