しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

フイリオオベニウツギ ( 斑入り大紅空木 )‥‥‥「ヴァイゲラ・フロリダ・バリエガタ」

2019-04-30 |  6月 の花たち

                          ↑ 2019/04/24 撮影…ヴァイゲラ・フロリダ・バリエガタ

2019/04/20 撮影

[ スイカズラ科タニウツギ属 ]の落葉低木

ヴァイゲラ・フロリダ・バリエガタ
手持ちの図鑑で調べましたが
載っていませんでしたので、
ネットからの抜き書きと見た目からの雑感です。
オオベニウツギの園芸品種で、
斑入りオオベニウツギ」と呼ばれ、葉に斑が入いっています。
アメリカで種間交雑によって改良されたものが流通し、
樹形はややコンパクトです。
5月頃に咲く花は、淡紅色で中心部が紅色です。
流通名 : セイヨウウツギ(西洋空木)

オオベニウツギ (大紅空木)
朝鮮半島、中国北部に分布し、
日本ではまれに九州に自生していて、庭園に植栽されています。
枝は無毛または両側に毛があります。
樹高は、1~3m。
葉は、ごく短い柄を持ち、長さ4~10㎝、幅2~4㎝の楕円形または倒卵形で、
先は急に尖り、縁には鋸歯があり、対生します。
表面は主脈に毛が生え、裏面も主脈には白毛が密生しています。
花期は、4~5月。
前年伸びた枝の葉腋に散房花序を出し、
長さ2.5~4㎝の濃紅色の花を数個ずつ付けます。
花冠は、鐘状漏斗形で先は5裂します。
雄しべは5本、葯は互いに離生しています。
萼は5中裂し、無毛またはわずかに毛があり、裂片は披針形です。
果実は、さく果で細長く長さ1~2.2㎝あり、木質で熟して2裂します。
種間交雑品種をはじめとして、多くの園芸品種があります。

名札に「斑入り箱根空木」と記していましたが、
花の様子が違うようですので、
調べましたら「斑入りオオベニウツギ」のように思われます。
明るい落ち着いた斑入りの葉に、
やさしい色の花が咲き、
気に入っています。

2019/04/20撮影

2019/04/24 撮影

2019/04/26 撮影

 

 


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エヒメアヤメ ( 愛媛菖蒲 )

2019-04-30 |  4月 の花たち

                      ↑ 2019/04/ 撮影 

 2019/04/26 撮影

 2019/04/30 撮影

[ アヤメ科アヤメ属の多年草 ]  

日本では、
瀬戸内海を囲む山陽・四国・北九州の
低山の原野などに自生します。
草丈は、10~20cm
根茎はやせ、まばらに分枝し、赤褐色の古い葉の繊維に包まれています。
葉は、剣状で長さ10~20㎝、幅1~1.5㎝、先端が尖りって緑色、基部は紅くなり、
2~3枚を直立して2列に並びます。
花期は、4~6月。
葉間に花茎を出し、頂に径3~4㎝の青紫色の1花を付けます。
外花被片は楕円形で水平に開き、中脈部は黄白色、
内花被片はへら状倒卵形で円頭、やや小さく直立します。
花柱分枝も紫色で先端の裂片は長卵形です。
果実は、さく果で小球形です。
名は、愛媛県で発見され、その地名にちなんで付いたそうです。
古名 : タレユエソウ(誰故草)

エヒメアヤメを
上手に育てていらっしゃる友人から戴きました。
その時に育て方のプリントも付けて下さいました。
お陰さまで初めてでしたが、
元気に育ち花を見ることが出来ました。

 

2019/04/21 撮影

 

 2019/04/22 撮影

 

 2019/04/23 撮影

 

 2019/04/24 撮影…雨

 

 2019/04/26 撮影

 

 2019/04/28 撮影

 

 2019/04/30 撮影

 

<  2018 年  >
2018/03/18 撮影

 

2018/03/31 撮影

 

2018/04/07 撮影

 

2018/04/18 撮影

 

 


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ナエバキスミレ ( 苗場黄菫 )

2019-04-30 |  スミレたち

                          ↑ 2019/04/13 撮影

2019/04/13 撮影

[ スミレ科スミレ属の多年草 ]

オオバキスミレの変種で、小型です。
本州上越地方~東北地方南部にかけて、
山地帯~亜高山帯の砂礫地に自生します。
草丈は、5~15cm。
根茎を横に伸ばして増えます。
茎は紅紫色を帯び、短毛が密生します。
根生葉は心形で先は尾状のことが多く、質は厚く、光沢がって、
葉脈が凹み、裏面は紫色を帯びます。
上部の茎葉は細長く、下部のものほど心形になり、互生します。
葉柄の基部には托葉が付きます。
花期は、6月。
花は左右相称形で黄色、唇弁には紫色の筋があります。
唇弁に比べて上弁と側弁が大きく、
唇弁の距は短くて目立ちません。
果実は、蒴果です。
名は、基準標本山地の苗場山に因んで付いたそうです。

植えて見たいと思ていたキスミレに、
園芸店で出会いました。
思っていたより早く、
4月に鮮やかな花を見ることが出来ました。

 

 2019/03/15 撮影

 2019/03/18 撮影

 2019/03/21 撮影

 2019/03/25 撮影

 2019/03/28 撮影

2019/04/03 撮影

2019/04/06 撮影

2019/04/13 撮影

2019/04/15 撮影

2019/04/30 撮影

 

 


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ホウチャクソウ ( 宝鐸草 )

2019-04-30 |  5月 の花たち

                            ↑ 2018/04/18 撮影

2019/04/26 撮影

2019/04/30 撮影

[ イヌサフラン科ホウチャクソウ属の多年草 ]  

北海道~九州にかけて、
山地や丘陵の林内に自生します。
草丈は、30~60cm。
根茎は小形で匍匐枝を出し、
茎は直立して、上部で分枝します。
葉は、柄が無く、長楕円形で長さ5~15㎝、幅1.5~4㎝、
先は尖り、基部は円く、表面には光沢があって、互生します。
花期は、4~5月。
枝先に短い花柄を持ち、長さ2.5~3㎝の筒状花を1~3個垂れ下がって付きます。
花披片は倒披針形で外花被片3枚と内花被片3枚、互いに接して筒状に集まり、先がわずかに開きます。
基部は白色でふくらみ、先は緑色を帯びます。
雄しべは6本、葯は淡黄色、
花柱は無毛で先端が3裂して花被片とほぼ同じ長さです。
果実は、液果で径約1㎝の球形、黒く熟します。
有毒と言われています。
名は、花の形を寺院の軒下に下がっている宝鐸に見立てて付いたそうです。

静かな花です。
お茶花に母が用いていたのを思い出します。
何度も移動していますが、丈夫です。
狐の提灯の名で親しまれているそうです。

 

  2019/04/26 撮影


<  2018 年  >
 2018/04/07 撮影

 〃


 2018/04/18 撮影


<  2015 年  >
 2015/04/12 撮影

2015/04/16 撮影

2015/04/24 撮影


<  2014 年  >
2014/04/15 撮影


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