しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

千両 ( せんりょう ) <季> 三冬

2011-11-19 |  冬の草木・その他 の 俳句

◉ 仙蓼 (せんりょう)・草珊瑚 (くささんご)・実千両 (みせんりょう)

千両や大墨にぎる指の節 ・・・・・ 長谷川かな女
名は千両といふ明るくて寂しくて ・・・・・ 有働 亨
山より日ほとばしりきぬ実千両 ・・・・・ 永田耕一郎

実の付いた千両のことをいいます。
小さいつぶらな赤い実がかたまって付き、
鮮緑色のつややかな葉の上に美しく輝き、
冬の庭をひきたてます。
縁起物に相応しい風情があり、
正月用の重要な花材(切花)や鉢植えとして栽培れます。
古くは生け花で「仙蓼果・仙蓼花」と記され、
江戸時代初期以降は「千両」という表記がひろまりました。
千両を詠んだ江戸時代の例句は少なく、
麦雨の
「せんれうや猟師わけ入(る)山の口」が秋季として一句載っています。
冬季としての句は明治時代にも見当たりません。
昭和になってから
長谷川かな女の
「千両や大墨にぎる指の節」や
今井つる女の
「千両の実をこぼしたる青畳」
石田破郷の
「いくたび病みいくたび癒えき実千両」などの
句が歳時記に載っています。
変種の黄実の千両は果実が黄色く熟します。

  [ センリョウ科センリョウ属の常緑小低木 ]

千両のみな啄まれ寒にいる ・・・・・ みなみ

センリョウ (千両)
日本では、
本州中部以西~沖縄の
暖地の常緑樹林下に自生します。
高さは、50~100cm。
茎は、緑色でふくれた節があり、
枝は、少し分岐し節が隆起します。
葉は、長楕円形で光沢があり、
先が尖って縁に鋸歯を持ち、対生します。
花期は、7~8月。
茎の先に、黄緑色の細かい花を
短い穂状花序に付けます。
花被がなく、雄しべ・雌しべともに1個。
果期は10~1月、
果実は径6㎜球形の液果で、
10月頃から赤く熟し、翌年2月頃まで見られます。
変種のキミノセンリョウ(黄実の千両)は果実が黄色く熟します。
観賞用として庭園に植えられ、
また名前がめでたいので
正月の縁起物とされ、生花として用いられます。
名はヤブコウジ科の万両に対して付いたそうです。

 


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キミノセンリョウ ( 黄実の千両 )

2011-11-19 |  11月 の花たち

                                2013/07/04 撮影…花


2013/12/09 撮影



[ センリョウ科センリョウ属の常緑小低木 ]

千両の変種で果実が黄色に熟するものを
黄実の千両といい、栽培されています。
  
  「 10月の花たち・センリョウ 」参照  
 
2013/07/03 撮影…花
2013/07/07 撮影
2013/07/09 撮影
2013/07/10 撮影
2013/07/11 撮影
2013/07/14 撮影
2013/07/15 撮影
2013/07/16 撮影
2013/07/17 撮影
2013/07/18 撮影
2013/07/21 撮影
2013/07/22 撮影
2013/07/24 撮影
2013/07/26 撮影
2013/07/28 撮影
2013/07/29 撮影
2013/07/31 撮影
2013/08/31 撮影
2013/10/11 撮影
2013/10/19 撮影
2013/10/27 撮影
2013/11/10 撮影
2013/11/14 撮影
2013/11/20 撮影
2013/11/25 撮影
2013/11/29 撮影
2013/12/09 撮影



<  2011 年  >
2011/11/23 撮影…実 〃  〃  〃 

2011/11/24 撮影 

2011/11/26 撮影 

2011/11/27 撮影…実

2011/11/28 撮影

2011/12/10 撮影




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センリョウ ( 千両 )

2011-11-19 |  7月 の花たち

                              ↑ 2010/07/02 撮影…花

2011/10/26 撮影…実

2011/11/20 撮影

[ センリョウ科センリョウ属の常緑小低木 ]

日本では、
本州中部以西~沖縄の
暖地の常緑樹林下に自生します。
高さは、50~100cm。
茎は、緑色でふくれた節があり、
枝は、少し分岐し節が隆起します。
葉は、長楕円形で光沢があり、
先が尖って縁に鋸歯を持ち、対生します。
花期は、7~8月。
茎の先に、黄緑色の細かい花を
短い穂状花序に付けます。
花被がなく、雄しべ・雌しべともに1個。
果期は10~1月、
果実は径6㎜球形の液果で、
10月頃から赤く熟し、翌年2月頃まで見られます。
変種のキミノセンリョウ(黄実の千両)は果実が黄色く熟します。
観賞用として庭園に植えられ、
また名前がめでたいので
正月の縁起物とされ、生花として用いられます。
名はヤブコウジ科の万両に対して付いたそうです。

庭のあちこちに芽が出て、
よく増えます。

2013/07/03 撮影…花
2013/07/04 撮影
2013/07/07 撮影
2013/07/09 撮影
2013/07/10 撮影
2013/07/11 撮影
2013/07/13 撮影
2013/07/14 撮影
2013/07/15 撮影
2013/07/16 撮影
2013/07/22 撮影
2013/07/24 撮影
2013/07/26 撮影
2013/07/28 撮影
2013/07/29 撮影
2013/07/31 撮影
2013/08/31 撮影
2013/10/11 撮影
2013/10/19 撮影
2013/10/24 撮影
2013/10/27 撮影
2013/11/10 撮影
2013/11/14 撮影
2013/11/20 撮影
2013/11/25 撮影
2013/11/29 撮影

<  2011 年  >
目立たない花なので、
今年は見過ごしてしまいました。
2011/10/16 撮影…実
2011/10/18 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/24 撮影
2011/10/26 撮影
2011/10/31 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/17 撮影
2011/11/23 撮影


<  2010 年  >
2010/07/02 撮影…花

2010/07/17 撮影…青い実
2010/09/12 撮影…青い実
2010/11/03 撮影…赤い実


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