東京から京都にお引越しをして以来、東京や海外からお友達がよく訪ねてくるようになったミモロ。「春は、特に多いんだよねー」と。今日、案内するのは、ドイツから来たお友達。

「あ、ハンス君…いらっしゃーい」お友達は、ドイツ生まれのクマのハンス君。ふたりの共通語は、英語ですが、ここでは日本語で…。「今日は、どこ連れてってくれるの?」「ミモロの大好きなご近所からねー」と、二人(2匹?)は、トコトコ歩きはじめました。


「ここは、京都府立図書館。明治時代にできたんだよ~。ドイツに留学した森鴎外の弟さんも、ここで図書館職員として働いてたんだってー」と、共通の話題をさがすミモロ。「ふーん、こういう建物、ドイツにいっぱいあるよー」と、あまり感動はありません。「そうなんだー。東京のお友達連れてくると喜ぶのに…」と、ちょっとがっかり…。
「桜みたいー!」とハンス君。そこでミモロは、まず近くの岡崎公園へと案内することに…。

「どれ?」「あそこー」

「ホント、すごーい!」

「わーいいね~この桜…」感激するハンス君。柵に上って周囲を見て廻ります。


ふたりは、石の腰掛に座って、桜をゆっくりながめることに…

「いいねー春だよねー」「そうそう、京都って町の近くに自然が楽しめるところがあるからいいんだー」と自慢げにいうミモロ。「ドイツの町にも自然多いよー。ここと同じなじだねー。いい街だねー京都って…」「そうでしょ!」と、やっと仲良くなったよう…。

「はい、ミモロちゃん、これ似合うよ…」とハンス君が、落ちていた桜の花をミモロの頭に…。

「さぁ、そろそろ次のところに案内して!」とすっくと立ち上がったハンス君。

「こっちー」「そうそう…真っ直ぐねー」ふたりは、公園の芝生を走って、平安神宮へと向かうことに…。



公園を抜けて、平安神宮の正面に到着…。

「まずは、お清めしなくちゃ…」「なに?お浄めって…」「神様にお詣りする前に、手や口を漱いで、穢れをはらうの…。こうやって、ひしゃくで水を汲んで…」と、ハンス君にお手本をみせます。

お浄めを済ませたふたりは、いよいよ応天門から平安神宮の中へと進みます。

「わー広いー」と、感激するハンス君。それを見て、ミモロは、ちょっと嬉しそう…。「今ね、枝垂れ桜が満開なの…。明日から恒例の『紅しだれコンサート』が行われるんだよ…」「紅しだれ?それなあに?」とハンス君。「案内するからついてきて…」と、ミモロは、白砂の境内へと勢いよく歩きはじめました。
この続きは、また明日…

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ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
なんか お二人とも いい感じ~ ハンス君 イケメンだものね~
ミモロちゃんのブログで 今年も沢山お花見できて嬉しいです。
特に今日のブログは 春を感じるなあ~
ミモロ、京のおもてなしリーダーだから、
海外のゲストにもいろいろ京都の魅力を
アピールしたいんだー。
いいクマだよーハンス君