ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[吉田神社」の「鬼やらい(追儺式)」へ。「大元宮」の中での厳かなご祈祷。

2020-02-05 | 祭事・神事・風習

2月2日の夕方、ミモロは、「京大」そばの「吉田神社」に出かけました。この日は、節分の神事のひとつ「追儺式」という厄である鬼を祓う、平安時代から続く神事が行われるのです。すでに何度か、この神事を拝見したことがあるミモロですが、「やっぱり今年も見に行こう~」と自転車で出かけました。

節分会のこの日、参道には、約800店の露店が軒を連ね、神社の本宮、そして吉田山の山頂にある、全国の神々、そう八百万の神様をお祀りする「大元宮」への道は、身動きができないほどの人にあふれています。
「外国人観光客少ないね~」と、人にあふれる境内を見るミモロ。中国人観光客の姿は、ほとんど見らない感じです。


ミモロは、本宮のある場所に近づこうとしますが、あまりの人の多さに、前に進むことができません。人垣の隙間から、チラリと目にしたのは、
「あ、福豆のくじ引きの賞品が並んでる~今年こそ、自転車当てたい!」と、今だ叶わぬ夢を追い求めるミモロです。


「もう、動けない…でも、今なら、まだ大元宮の方が、空いてるかも…」と、さすが慣れているミモロは、逆戻りして、山頂に続く参道を、人の波に流されるように上へと進んでいきました。

山に続く参道の両脇にも、「年越しそば」や「恵方巻」のテントなどが続き、そのそばには、「追儺式」の鬼たちを見物しようと、すでに大勢の人たちが待機しています。
その前を、ひたすら上へと進むミモロです。

「大元宮」の前は、やや人出が少なく、ミモロは、参拝する人の脇から中へ入ることができました。「大元宮」は、普段は扉を閉ざした場所で、お正月と節分、そして毎月1日に限り参拝ができるところです。
その前でも、福豆を売っていて、ミモロはそこで1つ300円で求めました。「去年は、売り切れだったの~」と今年こそ、リベンジです。
「ここ福豆買える穴場なんだ~」

参拝者が列をなす「大元宮」。本殿は、六角形の屋根をもち、その脇には、ずらりと全国の神様の社が並びます。節分には、厄塚という厄払いの柱が立てられ、そこに触ると厄が祓われると言われます。


夜の闇が迫る18時すぎ。神々しく聳える社を前に、ミモロに、ふと思ったことがあります。

「今日は節分で、1年の節目。この「大元宮」に参拝できるのも貴重な時間だよね~。だから、1年のご祈祷をお願いしよう~」と。
そこで、ご祈祷の申し込み所へ向かい、お願いすることに。

「はい、ここにお名前とお歳・・・それからお願いすることを書いてくださいね~」「はい」と神妙な面持ちで、ミモロは、申し込みを行います。

「ご祈祷は、5000円からですが・・・。いいですか?」「はい、じゃ、5000円で…」お小遣いから、納めます。

ミモロが、ご祈祷をお願いしようと思ったのは、なかなか入れない「大元宮」の建物の中でご祈祷が行われるから・・・というのも大きな理由。
「きっとご祈祷が終わるころ、追儺式の鬼さんたちが、ここに戻ってくるね~」との予想も。

名前を呼ばれたミモロは、他の1家族と共に、「大元宮」の中へと進み、神職の方から、ご祈祷を受けることに…。
三畳ほどのスペースに祭壇が設けられた祈祷所で、おそらく社の真後ろに当たる部分です。
ホカホカカーペットの上に正座して、受けるご祈祷。ミモロは、その厳かな雰囲気に、特別な感じを受けました。
「なんかあるゆる神様からパワー頂いたみたい~。この日にご祈祷してもらってよかった~」と。そう、なかなか「大元宮」でのご祈祷は受けられないことですから。

ご祈祷の後は、お神酒を頂き、さらにお札などと共に、稲穂を頂戴しました。
 

「あ、鬼さんたち戻ってきたみたい~」
 
「大元宮」の中にいたミモロの前を、鬼さんとそれを祓う「方相氏」(ほうそうし)の一行が過ぎてゆきます。

神事を終えた一行は、どこかへと姿を消してゆきました。
 
それを見送るミモロです。

「あ、だれもいない~」。「大元宮」の前に据えられた厄塚に触るミモロ。
 

19時を過ぎた空には、月が輝いていました。


特別な夜になった2020年の節分。ミモロは、再び、参道の人の波の中に入り、山を下ってゆきました。



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