「ここの屏風も立派だね~」と、ミモロは座敷に飾られた「源氏物語屏風」を拝見します。
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「祇園祭」の時期、山鉾が建つエリアの町家では、座敷などを公開し、所蔵する屏風や調度品などを飾り、祭りの雰囲気を盛り上げます。
この日、ミモロは、醒ヶ井仏光寺のお友達の「京空間mayuko」に出かけました。
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様々な絹織物を扱う「黒田庄七商店」の建物は、今、その一部をギャラリーやワークショップのスペースとして活用しています。
「こんにちは~」と事前の電話をして訪れたミモロ。「いらっしゃいませ~」と、染色作家の気谷さんが迎えてくださいました。
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「今年は、どんな屏風がみられるの?」と、毎年訪れているミモロ。
「源氏物語絵巻なんですよ~」と。江戸時代から続く商家の店主が、収集・所蔵したもの。
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大きな屏風が、座敷を飾り、いつもとは異なった雰囲気。
「だれの作なの?」とミモロ。「う~それがよくわからないの~でも、江戸時代の絵師のものかと・・」
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「源氏物語」をよく知る方なら、描かれた場面が、どこのお話かわかるはず…でも、ミモロは、よくわかりません。
「こで、光源氏でしょ…」と。う~それなら誰でもわかります。
本当に大きな屏風で、お蔵から運び出すのが大変だったそう。
ここでは、ひな祭りは雛人形、端午の節句は武者飾りなど、所蔵なさっている品々をお座敷に飾り、一般公開しています。(事前予約・入場料あり)
屏風だけでなく、床の間には、「祇園祭」の長刀鉾の掛け軸などが…
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「あれ、これなあに?」とミモロが興味を抱いたのは、床の間に並べられた小さな袋。
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手刷りされた版画で、いろいろな山鉾が…。
座敷の奥に続く蔵座敷で、ひと休み。ここにも掛け軸や屏風が並びます。
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京都らしい雰囲気が味わえる町家です。
ミモロは、ここ「京空間mayuko」によくお邪魔しています。
染色家の気谷さんのお庭の植物を使った染めを体験させてもらったり、文化イベントなどもよく開催されているのです。
入口付近には、気谷さんが染めた半襟や手ぬぐいなども販売されています。
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ところで「7月10日は、友禅染の工房をなさっている尾崎尚子さんをお招きしてTシャツに素敵な模様を染めるワークショップをするんです」と。
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詳しくは、「京空間mayuko」でご覧ください。
「一人でも参加できるんだ~。きっといい思い出になるね~」とミモロ。
ご興味のある方は、ぜひ~
さて、この日、ミモロは、こちらに伺う前に、ひと仕事してきました。
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真剣に作業をするミモロ…
「祇園祭」の後祭の「大船鉾」の厄除け粽づくりのお手伝いです。
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京都北部の農家などで作られた粽に「大船鉾」の紙を付けます。これをご神体に奉納し、ご神徳を頂き、祇園祭で、参拝者に授与します。
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毎年、この作業をやっているミモロは、手慣れたもの。「今年の粽は、大きくて立派だね~」と紙を巻きながら…。
手作りの粽ですから、毎年、微妙に異なります。
これは、玄関先に吊るし、災いを避けるもの。よく「いつまで食べられますか?」という質問を受けますが、食べられません!
ミモロは、毎年、この粽を知り合いなどにプレゼントしています。
「もういよいよ~」という感じの京都。来週には、前祭の山鉾の曳初めも行われ、山鉾町には、さまざまな山鉾が建ち並びます。「山鉾だけじゃなくて、町家の屏風飾りなんか、見どころもいろいろあるんだよ」とミモロ。くれぐれも熱中症に対策をしっかりなさってお越しください。
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